子役の粟野咲莉が、フジテレビ系月9ドラマ『監察医 朝顔』(7月8日スタート、毎週月曜21:00~)の第1話に出演することが23日、明らかになった。粟野は、月9初出演となる。

  • 『監察医 朝顔』に出演する粟野咲莉=フジテレビ提供

第1話は、とある倉庫で30代後半の女性の遺体が発見されることから事件の幕が上がる。平(時任三郎)たちが急行し、遺体の状況を調べるも詳しい死因が分からないため、朝顔(上野樹里)たちがいる法医学教室に遺体を運ぶことに。朝顔は、主任教授の夏目茶子(山口智子)とともに解剖を行い、そして分かったのは、女性は溺死したのではないかという可能性。しかし、遺体があった場所は倉庫であり、溺死という不可解な可能性に一同は困惑する。

その後も朝顔たちは、遺体の組織などを丹念に調べ、平たちは捜査を続ける中、遺体の女性の家族が判明。遺体安置所で妻に再会をした夫の明彦(辻本耕志)が遺体にすがりつく一方、一人娘である10歳の早紀(粟野)は、遺体安置所に入ろうとせず、必死に涙をこらえながら、母の遺体には決して会おうとしない。そんな早紀を不思議に思う朝顔だったが、早紀の胸の内には大きな後悔が秘められていて…。

NHK朝ドラ『なつぞら』で、広瀬すず演じるヒロインの幼少期を演じ、“小なつ”と呼ばれ注目を浴びた粟野。今回も100人によるオーディションから選ばれ、金城綾香プロデューサーは「初めて会ったときに、粟野さんの目の奥に強い力を感じて、“早紀”を演じていただきたいとすぐに思いました。上野樹里さん演じる主人公の朝顔先生に、“あるきっかけ”を与える大切な役です。“粟野咲莉ちゃん”ではなく、現場には“早紀ちゃん”がいました。皆さまに見ていただくのが今から楽しみです」と語る。

粟野は「ちょうど私くらいの歳の早紀を演じて、早紀ちゃんと同じことが自分に起きたらと思ったら、すごく苦しくなりました。いつか出てみたいと思っていた月9ドラマで、その早紀ちゃんの気持ちがしっかり伝えられたらいいなと思って、頑張りました」と演じての感想をコメント。

初共演の上野については「お芝居の気持ちを作るのが難しいシーンの時に、『外の空気吸う?』と言って誘ってくれて、『水溜まりを見ると落ち着くよ』と、優しく励ましてくださり、本番前にも私の気持ちを助けてくださいました。終わった時には『頑張ったね!』とほめていただいてとてもうれしかったです」と印象を語り、「監督と上野さんが、お芝居1つ1つにこだわって、お話ししながら作り上げて行くのを間近で見て、すごいなー!と思いました。 私もできるだけ早紀ちゃんになりきれるように、気持ちを考えてお芝居しました。早紀のお母さんに対する気持ちの変化に注目してもらえたらうれしいです」と呼びかけている。

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