俳優の志尊淳、夏帆が14日、東京・有楽町の丸の内ピカデリーシアター1で行われた映画『潤一』の公開記念イベントに出席し、初共演エピソードを語った。

  • 『潤一』

    映画『潤一』で初めて共演した志尊淳(左)と夏帆

直木賞作家・井上荒野の連作短編集を原作に、是枝裕和氏を中心に設立された制作者集団・分福が手掛ける同作。住所不定無職の青年・潤一と、彼の妖艶な魅力に翻弄される6人の女性たちを描く。この日、ドラマ配信・放送に先駆けて14日から同所で1週間限定公開されることを記念して、主演の志尊淳をはじめ、藤井美菜、夏帆、蒔田彩珠、伊藤万理華、原田美枝子、北原栄治監督、広瀬奈々子監督が出席した。

登壇者がステージに並ぶと、MCは順にそれぞれの役柄を説明。「妹の夫と関係を持っている環(たまき)を演じられました! 夏帆さんです!」という明るいトーンの紹介で場内から笑いが起こる中、夏帆も「こうやって聞くとすごい役ですよね。妹の旦那と関係を持っているって……」と役柄の重みを再認識しつつ「ステキな作品になっています」とアピールした。

夏帆が演じる環は、OLとして働く一方、会社が終わるとポルノ漫画家で妹の夫・晴明の仕事を手伝っていたが、やがては不倫関係に。行きつけのバーで泥酔し、そこでバーテンダーとして働く潤一に声を掛けられる。

夏帆と初めて共演した志尊は「最初のシーンは結構衝撃的でした」と打ち明け、「『初めまして、よろしくお願いします』の10分後には……」「自分がどこにいるんだろうと思う瞬間がありました」と回顧。夏帆も、「不思議な空間でしたよね」と“衝撃的”なシーンを懐かしみ、映画『海街diary』以来、縁のあるスタッフだったことから、「『海街diary』でご一緒した方は、私の中で家族という印象がすごくあって。だからこそ、こういうシーンを撮影するというのが、気恥ずかしくて。『お父さんに見られた』じゃないけど……」と当時の心境を伝えていた。

『潤一』は1週間限定公開の後、6月26日からAmazonプライム・ビデオ、iTunesほかにてデジタル先行配信、7月12日25時55分から関西テレビ(関西ローカル)、7月13日23時から日本映画専門チャンネルで放送される予定となっている。

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