インターネット接続サービス「So-net(ソネット)」(ソニーネットワークコミュニケーションズ運営)は6月11日、「パラレルワーク(複業)に関する実態調査」の結果を発表した。調査期間は2019年4月26日~5月7日、有効回答は20~50代の有職者2,500人。

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現在、複業をしているか聞いたところ、約5人に1人が「している」と回答。特に20代女性は働き方改革関連法が交付された2018年7月から複業を始めた人が約7割に上った。一方、自身が所属している会社(仕事)では、複業は「認められていない」と答えた人も61.6%を占めた。

複業をしている理由を聞くと、「収入を増やすため」が圧倒的に多く77.8%。以下、「好きなことをしていたいため」が32.2%、「得意なスキルを活かせる」が27.7%と続いた。

仕事をするにあたり重視していることは、「自分の好きな業務内容を重視する」がトップ。男女別にみると、女性は「自分の好きな業務内容である」を挙げた人が69.5%に上ったのに対し、男性は59.0%と10ポイント以上もの差がついた。

現在やっている複業は、1位「ライター・作家」(20.2%)、2位「投資家(株式、不動産など)」(18.2%)、3位「Web制作」(11.2%)、4位「翻訳」(8.0%)、5位「飲食接客」(7.5%)。中でも年収800万以上の人は「Web制作」が約50%、「システムエンジニア」が約40%と、年収が高い人ほどインターネットを利用した複業をしている傾向がみられた。

1週間あたりの平均労働時間を調べると、パラレルワーカーは専業ワーカーと比べて平均労働時間が約6時間も短いことが判明。また仕事におけるインターネットの利用割合は専業ワーカーより15%高いことがわかった。