リビン・テクノロジーズはこのほど、「自宅での喫煙と受動喫煙防止策」に関する調査結果を発表した。調査は4月12日~25日、同社運営の不動産サイト「リビンマッチ」を利用する20歳以上の男女327名を対象にインターネットで行われた。
家庭内でタバコを吸っている人はいるかと尋ねたところ、最も多かった回答は「誰も吸っていない」(全体48.9%、戸建て46.5%、集合53.5%)となり、次いで「自分が吸っている」(同25.1%、28.6%、18.4%)、「以前自分が吸っていたが、現在は誰も吸っていない」(同8.0%、7.5%、8.8%)、「自分も家族も吸っている」(同6.4%、6.6%、6.1%)と続いた。また、現在喫煙者のいる住居は、「戸建て」が43.2%、「集合住宅」が34.2%となり、回答者の喫煙率同様、戸建て居住者の方が集合住宅居住者よりも喫煙者が多いことがわかった。
「自宅での喫煙場所」については、戸建て居住者は「自分(家族)の部屋」(同15.6%、18.3%、10.5%)、「リビング」(同13.5%、14.6%、11.4%)、「キッチン(換気扇の下など)」(同11.6%、13.1%、8.8%)が上位となったのに対し、集合住宅居住者は「自宅では喫煙しない」(同11.3%、10.3%、13.2%)が最も多い回答となった。
次にタバコで不快に思うことを聞いたところ、住居形態に関わらず、約半数が「特にない」(戸建て54.5%、集合53.5%)と回答した一方で、「タバコの臭いがする」(同32.9%、28.1%)や「タバコの煙が来る」(同16.4%、14.9%)、「ポイ捨て」(同9.4%、10.5%)、「洗濯物にタバコの臭いが付く」(同9.4%、7.0%)といった悩みが共通して多かった。
また、電子・加熱式タバコについても聞くと、「タバコと変わらないので気になる」が50.5%(戸建て47.4%、集合56.1%)、「気にならない」は49.5%(同52.6%、43.9%)と意見が分かれる結果となった。
最後に、受動喫煙の防止策について聞いたところ、「特に何もしない」(戸建て55.4%、集合53.5%)が半数を超える結果に。実際の対策としては、戸建て・集合住宅居住者ともに「自宅内禁煙」(同35.7%、34.2%)が最も多かったほか、「隣家が喫煙中は窓を開けない」(同6.6%、20.2%)や「近所関係が悪くなるので我慢する」(同5.2%、5.3%)といった回答も目立った。