お笑いタレントの今田耕司と元HKT48の指原莉乃がMCを務めるテレビ朝日系バラエティ番組『いまだにファンです!』(毎週土曜深夜1:30~ ※一部地域除く)が、ギャラクシー賞のテレビ部門4月度月間賞を受賞した。

  • 『いまだにファンです!』MCの指原莉乃(左)と今田耕司=テレビ朝日提供

今年4月にスタートした同番組は、芸能人を長年にわたってひたむきに応援し続けるファンにスポットを当てるというもの。同賞では、「これまでのこの手の番組ではそういったファンを『変人』扱いすることが多いが、この番組ではそういったことをせずにファンの思いを丁寧に聞き出し、支え合いながら背負い合っているタレントとファンとの関係性を浮き彫りにしている」と評価した。

また、テレビ東京のドラマ『日本ボロ宿紀行』(1月25日~4月12日放送)も受賞。こちらは「ボロ宿と昭和歌謡という“廃れたもの”の魅力がリンクしていく作劇が秀逸。売れない歌手とマネージャーで言い合いをしながら旅をするという設定は、少しでもさじ加減を間違えると、見る者に不快感を与えてしまうことが多いが、深川麻衣、高橋和也の2人がとても愛らしく演じており、いつまでも見ていたいと思わせるドラマだった」と講評されている。

ギャラクシー賞は、放送批評懇談会が1963年に創設した、優秀番組・個人・団体を顕彰するもの。4月度は他にも『NNNドキュメント’19「一四一冊の春 くめさんが伝え続けること」』(南海放送、4月7日放送)、『ETV特集「連合赤軍 終わりなき旅」』(NHK Eテレ、4月20日放送)が受賞している。