俳優の唐沢寿明と女優の真木よう子が、7月スタートの日本テレビ系ドラマ『ボイス 110緊急指令室』(毎週土曜22:00~)で初共演することが13日、明らかになった。

  • 唐沢寿明(左)と真木よう子

韓国ドラマが原作の今作は、警察の緊急指令室が舞台。唐沢は、勘と行動力で突き進むスゴ腕刑事で、猟奇殺人犯に妻を殺されて犯人への復しゅうに燃える男・樋口彰吾を演じ、真木は、緊急指令室の室長でボイスプロファイラー(声紋分析官)・橘ひかりを演じる。

見どころの1つは、「声」を手掛かりに事件を解決していくこと。ひかりは、どんな微かな音でも聞き分けることができる絶対聴感能力の持ち主で、助けを求める被害者の声と、その後ろから聞こえてくる常人では聞こえないような小さな環境音をヒントに、被害者の場所を迅速に特定し、彰吾を中心にした現場の刑事に指示を出す。迫りくる凶悪犯罪者から、声を手掛かりに被害者を助ける新感覚タイムリミットサスペンスだ。

唐沢は「これまで自分が演じたものとは全く違う刑事像になります。毎回、違う印象の役をやらせてもらえることはとてもやりがいを感じますし、作品を観てくださる方々にそういった部分も楽しんでいただければと思います」とコメント。真木については「前から一度共演できたらなと思っていました。彼女は俳優としていい意味で陰があって、悲哀がある…深いストーリーを演じることができる方だと思いますし、今回の役も彼女にとても合っていると思います」と印象を語っている。

その真木は「今作は『人の命を救いたい』という正義感と優しさを持った、どちらかというと女性らしく真っすぐに戦おうとする役です。『真犯人を突き止める』という自分の信念は真っすぐ持ちながらも、カッコよく男っぽくという方向ではなく、人の命を救うためにチームを作り上げるという、新しい女性像を演じていきたいです」と意欲。日テレのドラマは初出演で「私にオファーしていただきありがたいです。期待に応えられるよう精いっぱい演じたいと思います」と話している。

尾上貴洋プロデューサーは「唐沢さんは硬軟併せ持つ圧倒的な存在感の俳優だと常々思っていましたし、真木さんもその凛とした佇まいと嫋(たお)やかな演技に大きな魅力を感じていました。いつか仕事をご一緒したいと思っていたお2人ですので、プロデューサーとしてはこの上ない喜びです。初共演のお2人の、新たな化学反応を楽しんでいただきたい、と思います」と呼びかけている。