漫画家の久保ミツロウ、エッセイストの能町みね子、音楽プロデューサーのヒャダインによるトークイベント『久保みねヒャダこじらせライブVOL.19』が4月20日、東京・台場のフジテレビで行われ、オードリー・春日俊彰の公開プロポーズを受け、それぞれ持論を展開した。

  • (左から)能町みね子、久保ミツロウ、ヒャダイン

4月18日に放送されたTBS系『モニタリング』で、長年交際していたクミさんにプロポーズし、見事成功した春日。その姿に、相方の若林正恭が鼻水を垂らして号泣したことが話題となった。

しかし、昼公演で久保は「なんでみんな感動するのか全然分からない。この世の男女における全てのプロポーズ感動話が大嫌いなの! さっぱり分かんないんの! だって、確実に自分と結婚したがってるという条件が分かってる女に、男が『結婚しよう』というだけでなぜ泣く!?」と力説。

これに対し、ヒャダインは「僕は傷つけられたんです! こういう友人もパートナーもシチュエーションもない!」と孤独な自分を嘆き、能町は「あの売れてなかった部屋の汚い春日が、こんなに成長したんだという親の気持ちなんです」とオードリーファンの心境を述べた。

こうして3人全員が、純粋に祝福していないことが判明。能町は「なんかもう3人それぞれ乱れてるよね。方向性が全く違ってグチャグチャだよ!」と訴えたが、久保は「でも、こういうすり合わせができるのが、良いことじゃないかな」と多様性を主張し、能町は「みんな違ってみんな良い」、ヒャダインも「本当そうですよ」と同調しながら、最後は久保が「結婚おめでとうございます」とお祝いの言葉を述べて、この話題を締めた。

一方、夜公演では、客席通路に円状の台を用意。3人は、GLAYの「誘惑」PVのように自力で回転しているように見せたり、観覧客を1人呼んで『笑っていいとも!』の年齢当てクイズごっこをしたり、冒頭から楽しんだ。

また、番組キャラクター兼ディレクターの「はっちゃん」が、「こんなところで言うことじゃないと思ったんだけど、上司に言えって言われたから言うね。僕、結婚することになったんだ」と発表し、会場は大きな拍手に。3人にもサプライズ発表だったが、久保は「この前、打ち合わせのときにすごい化粧がイケてたの!」と変化に気づいていたことを明かし、能町は「もう設定がゴチャゴチャですけど…」と冷静にツッコミを入れていた。

  • はっちゃん

さらに、世の中の“すき間”をテーマに即興で作詞作曲する人気コーナー「すきまソング」では、同イベントが平成最後の回ということで、「新元号時代に誕生するアイドルグループの解散コンサートでも使われるデビュー曲」を制作。しかし、いざつくり始めるとド下ネタの連続で、放送での全カットも想定しながら、大いに盛り上がった。

この模様は、フジテレビで5月17日(深夜3:05~4:05)に放送。次回のイベントは6月2日に行われ、夜公演にはテレビ東京の佐久間宣行プロデューサーがゲスト出演する。その次は、ホールツアー第2弾として、愛知・豊橋のアイプラザ豊橋で、6月29日(14:00~17:30)に開催される。