●本編ラストは、夢をまたひとつかなえた楽曲に

このアツい曲続きに、「みんな生きてる?」と冗談交じりにフロアへ声を掛けるYURiKA。「YURiKAの曲って幅広いよね」と改めて実感を語りながら、ポンポンを手に装着して昨秋放送の『アニマエール!』挿入歌となったカバー曲コーナーへ。

まず「CRAZY GONNA CRAZY」ではポンポンを振付のように横に突き出して振りながら、チアっぽく披露。そんななかでフロア後方に多く見えたピンクのペンライトは、『アニマエール!』の主人公・鳩谷こはねをイメージしたものだっただろうか。そのファンとのシンガロングやワイパーとともに、サビではステージ上下の別け隔てなく盛り上がれるナンバーにすると、続く「じょいふる」では、イントロからモンキーダンスで楽しみまくり。

その後もファンも乗せながら自由にノリまくるナンバーとし、大サビはお立ち台の上から気持ちよさそうに「JOY!」のコール&ジャンプで締めくくると、ライブはいよいよクライマックスに。その「じょいふる」を手がけた水野良樹から提供された「ふたりの羽根」へと続く。この曲では冒頭からファンのコールを呼び起こしつつ、爽やかなナンバーをファンと繋がりながらの披露。

落ちサビではクラップで場内がひとつになると、最後には「ワンマンなのでたくさん撃ちまーす!」とこの曲がOPに起用された『はねバド!』にちなんで恒例となったシャトルのショットをフロアへ決める。このパフォーマンスも、「作品とともにありたい」と直後に語ったYURiKAの姿勢を反映したものだ。

さて、ライブも気づけば終盤戦。「今の自分にもピッタリ」と語った「きっと、世界のまんなか」は、届ける相手を感じながら歌う温かなミドルナンバー。また違った意味で今の彼女にとって大切な曲を、穏やかに微笑みながら優しさをにじませながら歌っていった。

そしてラストナンバーを前に「たくさんの方と2周年をお祝いできてうれしいです。まだまだやりたいことやなりたい自分があるので、これからもアニソンシンガーとしてアニメ・ゲームの曲に関わって、皆さんと楽しい時間を過ごしたいです」と語り、自らの夢をひとつ実現させた『Summer Pockets』挿入歌「夜奏花」へ。

歌始まりのこの曲も、MCでの言葉通り、大切にしっかりと命を吹き込んでいく。ファルセットも交えての歌声はとにかく“美しい”のひと言で、じんわりと心に染み入ってくるもの。落ちサビの部分、ボーカルオンリーになる部分の歌声の美しさや透明感も素晴らしい。最後のフレーズは声を詰まらせ気味だったようにも感じたが、それだけ気持ちが入るのも当然のこと。2周年ライブを締めくくるのには、ふさわしすぎる1曲だったのだから。

●全曲歌ってからのアンコールは、ファンの生リクエストで決定

曲が終わり、しばしの間続いたクラップアンコールに声が混じり始めたところでまたもステージにはスクリーンが。そして“重大発表”との煽りから、5月15日にアニソンカバー・ミニアルバム『ただいま。~YURiKA Anison COVER~』のリリースが発表に! その後ステージに登場したYURiKAから「今まで自分を育ててくれたアニソンに帰るとか、恩返しの意味を込めて『ただいま。』というタイトルにしました」とその理由が語られる。

もちろんただのカラオケではなく、アレンジはYURiKAバージョン。「愛と責任を持って歌わせていただきたいと思います」という決意もそこには込められていた。

そしてファンをバックにした記念撮影を終えると、ここまでで全曲持ち歌をうたい終えていたため「最後はみんなが聴きたい曲を!」と、アニソンの中からラストナンバーをファンに選んでもらうことに。

そして挙手による投票の結果選ばれた「MIND CONDUCTOR」が、3年目への出発のナンバーとなる。サビ中盤の「抑えきれない」のフレーズがシャウト寄りになったりと高まりを感じさせ、気持ちのノリからか1回目を上回る出来に感じられた。

楽曲終盤ではバンドメンバーを前へと出したりと、楽しさとハッピーと盛り上がりとが場内に渦巻くなか歌いきると、「YURiKAは今年も伸びるから、安心してついてきてくださいねー!」と宣言。ステージから降りたあとには、EDとして上映された『THE CATCH』特別版で提供クレジットのようにバンドメンバーを紹介し、トークで終えるという粋な形で2周年ライブを締めくくったのだった。

てっぺんから爪先まで詰まったうえに、アニメとアニラジ両方をこよなく愛する彼女にしかできない2周年ライブを実現させたYURiKA。この日聴かせてくれた「夜奏花」のように、互いの存在が互いを高め大きくし合うような幸せな出会いを繰り返すことで、YURiKAにしかうたえない歌も、きっともっと増えていくことだろう。そのうちに彼女は“アニソンシンガー”というジャンルを引っ張る存在のひとりに、自然となっているはずだ。

●YURiKAデビュー2周年ワンマンライブ『Shiny Stage ~今年も言おう、全曲やるぞ!!~』

【SET LIST】
M1.#ザキャッチ
M2.MIND CONDUCTOR
M3.Fairy Way
M4.Snowy Daydream
M5.サマーテイル
M6.Dive into the colors
M7.薄明パラレル
M8.時のFoliage
M9.Beautiful Future
M10.My Destination
M11.鏡面の波
M12.Shiny Ray
M13.Song That Never Ends~夢の続き~
M14.魔導戦士グランシャリオン
M15.AKATSUKI DEPARTURE
M16.CRAZY GONNA CRAZY
M17.じょいふる
M18.ふたりの羽根
M19.きっと、世界のまんなか
M20.夜奏花
EN1.MIND CONDUCTOR