東京都交通局は18日、都営地下鉄の駅トイレに関して、2018年度の改修状況と今後の改修予定を発表した。改修はおもにトイレの洋式化と温水洗浄便座の設置、老朽化したトイレのグレードアップの3分野にわたる。

  • リニューアルした都営三田線春日駅のトイレ

2018年度は都営大江戸線六本木駅・国立競技場駅・代々木駅・新宿駅など21カ所で洋式化、都営浅草線日本橋駅・人形町駅・浅草橋駅など27カ所で温水洗浄便座の設置が完了。都営三田線神保町駅・春日駅、都営大江戸線勝どき駅(新島橋方面)では、入口の段差解消やベビーチェア・ベビーシートの増設、パウダーコーナーの設置、抗菌材の使用をはじめとするトイレのグレードアップを完了したという。

今後は都営大江戸線両国駅・青山一丁目駅などでもトイレの洋式化を進め、2021年度末までに大規模改良予定駅を除くすべてのトイレを洋式化する予定。温水洗浄便座の設置も、2021年度末までに都営浅草線蔵前駅、都営三田線御成門駅など計64カ所で設置を完了する計画としている。トイレのグレードアップは2021年度末までに都営浅草線大門駅、都営三田線日比谷駅など19カ所で工事完了予定とのこと。