映画『キングダム』(公開中)の公開初日舞台挨拶が19日に都内で行われ、山﨑賢人(信役)、吉沢亮(嬴政・漂役)、長澤まさみ(楊端和役)、橋本環奈(河了貂役)、本郷奏多(成蟜役)、大沢たかお(王騎役)、佐藤信介監督が登場した。

  • 左から佐藤信介監督、大沢たかお、長澤まさみ、山崎賢人、吉沢亮、橋本環奈、本郷奏多

同作は原泰久による、累計発行部数3,300万部以上の人気コミックスを実写化。中国の春秋戦国時代を舞台に、大将軍となる戦争孤児・信(山崎賢人)と、後の始皇帝となる嬴政(吉沢亮)が、ともに中華統一を目指す。昨年4月から大規模な中国ロケが行われた。初日をむかえ、すでに興行収入40億円を狙える大ヒットスタートとなっている。

映画館の中通路、左右の扉から出てきた山崎と吉沢は、中央ですれ違う際に拳を合わせ、さらに熱いハグを交わす。そのまま進もうとした吉沢を離さない山崎の姿に、歓声が上がっていた。さらに長澤に飛びつく橋本、3人で抱き合う本郷&大沢&佐藤監督と、仲の良い様子を見せた。

また、新元号のように自身の"夢"を掲げるというコーナーでは、山崎が「天下の大将軍」という夢を見せる。「このまま信を演じ続けたいなと。いやらしい意味とかではなく……」と語る山崎に、吉沢や橋本は「いやらしい意味あった?」とツッコミ。山崎は改めて「本当に天下の大将軍になりたいです。俳優としても高みに行きたいという意味で」と真摯に説明した。

続く吉沢は「ちょっとびっくりなんですけど、僕はこちらです」と「中華の唯一王」を掲げ、「理由は賢人とまったく一緒です。中華の唯一王になるまでこの作品をやり続けたい」と意図を明かす。さらに「絶大なる信頼」という長澤は、「待ってました感というか、どんなときでも助けに来てくれるんじゃないかという強さをもったところが楊端和の魅力だと思うので、こういった信頼を持てる人になれたら」と語った。

橋本、本郷、大沢は3人とも「続編」、佐藤監督は「蛇甘平原」と、原作の先の映画化を夢に掲げる。山崎は「本当に最高の作品を作れたと思っています。これから見てくれた人たちに、面白さや熱がどう伝わっていくのか。信たちのように熱い心をもって、みなさんに一緒に生きていってもらいたいなと思います」と熱い思いを表した。