無印良品(以下、無印)のレトルト商品「素材を生かしたカレー」シリーズの中で熱い支持を集めている味といえば「バターチキン」ですよね! そのほかには「グリーン」や「キーマ」、最近では「3種の唐辛子とチキン」なんかも人気のようですが……皆さん、いつも買う味って決まっていませんか? 無印には現在30種以上のレトルトカレーがあるようですから、たまには普段手を伸ばさない味にチャレンジしてみるのもいいのでは!

  • バターチキンだけじゃない! 無印のレトルトカレー食べ比べ

    無印のレトルトカレーを4種ピックアップ

そこで今回は無印のレトルトカレーの中から、定番からちょっとマイナーっぽい味を含めた4種をピックアップして食べ比べしちゃいます! 比較のポイントは「辛さ」「具の量」「癖の強さ」「新鮮さ」「満足度」の5点。それぞれの個性が分かるように5段階で評価します。

期待を裏切らないうまさ!「バターチキン」

  • 無印のカレーといえばコレ

まずは定番中の定番「素材を生かしたカレー バターチキン」(税込350円)から食べてみます。先日内容がリニューアルされたばかりですが、リニューアルは今回でなんと4回目! 「バターチキン」は無印で扱われている全商品の中でトップクラスの販売数を誇るそうですから、ファンを飽きさせないためにも日々質の向上に余念がないのでしょうね。それではさっそく食べていきます!

  • リニューアルで使用されるトマトが2種から3種になり、鶏肉も増量

ひと口食べてみると……うっっっま!! これですよこれ……! 歯応えのある鶏肉は旨みがギュッと詰まっていておいしく、数も十分。以前のものよりトマトの酸味がやや強めになりサッパリとした印象。辛味は後からほのかに感じる程度ですが、その中にもスパイスによる奥行きをしっかり感じて手の込みようが伝わってきます。もういくらでも白飯を頬張れてしまうっ……! 大人から子どもまで幅広く楽しめそうなこの商品、無印のカレーを一度も食べたことがないという人がいたら、まずはこちらをオススメします。

  • 「バターチキン」は期待を裏切らない

辛さ   ★★☆☆☆
具の量  ★★★★☆
癖の強さ ★★☆☆☆
新鮮さ  ★★☆☆☆
満足度  ★★★★★

やみつき注意の辛さと濃厚さ!「ジンジャードライキーマ」

  • 今回の食べ比べのスパイシー枠

続いては「素材を生かしたカレー ジンジャードライキーマ」(税込350円)を食べてみます。「キーマ」は無印の人気商品ですが、生姜入りはどうなのでしょう。“牛ひき肉の旨みと生姜の爽やかな風味”が楽しめるというこちらの商品、辛さは5段階評価の4と表記されていますので、ガツンとして味わいに期待できそうです。

  • 「ドライ」と名前に入っていますが、わりとドロッと感があります

辛ッ……いけどこれもめちゃくちゃうま~~い!! 口に入れて早々、ガッツリめの辛さが舌を刺激してきます。またかなり生姜が効いていますね。辛さに慣れてくると甘さも奥からこっそり出てきますが、これはリンゴの甘味でしょうか? たっぷり入った牛ひき肉は食べ応え◎。成分表を見ると揚げナスが入っているようで、見た目にはよくわかりませんでしたが風味の存在感はありました。旨み凝縮、辛味アリアリの個性派濃厚カレー、ハマる人はとことんハマりそう!

辛さ   ★★★★★
具の量  ★★★☆☆
癖の強さ ★★★☆☆
新鮮さ  ★★★★☆
満足度  ★★★★☆

  • トッピングに卵を加えたらややマイルドにいただけました

食べやすさ抜群のマトンカレー!「マトンドピアザ(マトンと玉ねぎのカレー)」

  • 羊肉を使ったカレーも売っているんですね

次は「素材を生かしたカレー マトンドピアザ(マトンと玉ねぎのカレー)」(税込490円)を食べてみます。アメ色に炒めた玉ねぎと生の玉ねぎの2種類を使っているそうで、かなり玉ねぎにこだわったカレーのようですね。マトンといえば独特の臭みが苦手、という方も少なくないと思いますので、その辺りもチェックしていきますね!

  • 玉ねぎのいい香りが広がります

これも文句なくおいしい~! 甘みのある玉ねぎは、ザックリとカットされていてシャキシャキした食感が楽しめるのが好印象。お皿に開けてみたとき、マトンがちょっと少ないかなと感じましたが、食べてみるとしっかりした歯応えがあるので満足感は○。辛さは5段階評価の3と表記されていましたが、そこまで辛味は感じず。スパイスはきいていますが、まろやかな仕上がりで羊肉は臭みがほとんどなかったので、マトンカレーとしては非常に食べやすい部類になるのではないかと!

  • 187kcalとカロリー低めなのも地味にうれしい

辛さ   ★★☆☆☆
具の量  ★★★☆☆
癖の強さ ★★★☆☆
新鮮さ  ★★★☆☆
満足度  ★★★★☆

突き抜けたクリーミーさ!「パニールマッカニー(カッテージチーズのカレー)」

  • 「パニール」はインドのカッテージチーズのこと

最後は「素材を生かしたカレー パニールマッカニー(カッテージチーズのカレー)」(税込490円)を食べてみます。パッケージ画像からもわかるように具はチーズのみという潔さ。筆者は無印以外でこのようなレトルトカレーは見たことがなく、未知すぎる味わいに期待半分、不安半分という心境。勇気を出して実食です!

  • チーズがごろごろ入っています

ルーの色からもわかるようにかなりクリーミーな味わいで、辛さは後からちょっとピリッとくるかな、という程度。ただスパイスの存在感はかなり大きく独特の甘い風味もあり、またナッツらしき味がやや目立っていたので、エスニック料理などを普段から食べ慣れている方はとっつきやすいのではないかと! チーズは豆腐を固くしたような食感で味は非常にマイルド。フレッシュチーズらしく、よく味わうと淡い旨みを楽しめます。わりと人を選ぶ味だと思いますが、チーズ好きな方はぜひ試してみてほしいです。

  • ご飯よりもナンと一緒に食べたほうがマッチするかも?

辛さ   ★☆☆☆☆
具の量  ★★★☆☆
癖の強さ ★★★★★
新鮮さ  ★★★★★
満足度  ★★★☆☆

今回は無印のレトルトカレー4種を食べ比べました。今後は「バターチキン」がいくらおいしくても、たまには別のカレーに手を伸ばしてみるべきだな、という思いを強くした食べ比べとなりました。ちょっとお高めな印象のある無印のレトルトカレーですが、そのぶん満足感や幸福感はなかなかのもの。気になった商品があれば、ぜひ買って味わってみてくださいね!