俳優の西島秀俊と伊藤淳史がこのほど、テレビ朝日系の2夜連続スペシャルドラマ『名探偵・明智小五郎』(30・31日21:00~23:05)の取材に応じ、共演の多い互いの印象などについて語った。

  • 左から西島秀俊、伊藤淳史 -テレビ朝日提供

今作は『TRICK』シリーズや『民王』などを手掛けた木村ひさし監督の指揮のもと、西島と伊藤のほか、石田ゆり子、岸井ゆきの、香川照之、生瀬勝久らが集結。日本が誇る推理作家・江戸川乱歩が生み出した名探偵・明智小五郎(西島)が現代を舞台に、警視庁刑事部「サイバー捜査支援室」の小林捜査官(伊藤)とタッグを組み、明晰な頭脳とアクションをさく裂させながらサイバー犯罪に挑む。

西島は「明智の世界観ってすごく強いもので、それを現代に持ってくるのは本当に難しいことです。どう現代版にアップデートするのか、すごく興味がありました」と明かし、伊藤は「有名で素晴らしい作品であることはもちろん認識していますが、あまり触れてきませんでした。でもだからこそ、良い意味でとらわれずにできました。警察、医療、サイバーなど、"いいとこどり"の作品で、現場でも実際に楽しかったです」と振り返った。

数多くの共演経験がある両者。お互いの印象について、西島は「もうコンビといっても差し支えない存在で、ついにドラマで本当にバディとして組むときが来たなという感じです」と評し、伊藤も「皆さんのイメージ通り、すごく素敵な方で何をやっても受け止めていただけます。失礼を承知のうえ、今回やりたいことをやりました」と笑顔。

さらに西島は「ゆり子さんは何度かお相手役をやらせていただいていましたが、だいたい(劇中で)不幸だったんですけど、今回はものすごく幸せな役で。別居はしてるんですけど、お互いを実は非常に好きという設定だったので、楽しくイジリ合いながら撮影しました」と明かした。

伊藤は豪華キャストとの共演について、「皆さんのエネルギーと爪痕の残し方が半端なかったです」と語り、「『これは気を抜いたら、全部持っていかれるな』と、いい意味でモチベーションになりました」とのこと。

今作は西島のアクションシーンも見どころになっているが、西島は「今回のアクションはジャッキー・チェンの影響を受けたものなので、ジャッキーファンの方がグッとくるのでは」と期待を示していた。