コクヨは3月25日、「デスクワークの実態と健康意識」に関する調査結果を発表した。調査期間は2019年3月8~11日、調査対象は1都2府5県(東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県、愛知県、大阪府、京都府、兵庫県)に勤める20~60代のオフィスワーカー、有効回答は6,178人。

  •  座位姿勢の自覚別 不調感による仕事への影響

    座位姿勢の自覚別 不調感による仕事への影響

勤務時間中にいすに座っている、1日あたりの平均時間を聞くと、「6時間以上8時間未満」が最も多く38%。次いで「4時間以上6時間未満」が25%、「8時間以上」が18%と続いた。

勤務時間中にいすに座っているときの自身の姿勢がよいと思うかどうかを尋ねると、計76%が「やや悪い方(悪い時が多い)」あるいは「かなり悪い方(常に悪い)」と答え、このうち「かなり悪い方」は29%を占めた。

勤務時間中に「肩コリ」や「首コリ」など身体の不調感を感じることがある人は86%。座位姿勢の自覚別にみると、姿勢が悪いと自覚している人ほど不調を訴えている割合が多いことがわかった。

不調感を感じたことがある人にその不調感による仕事への影響を質問したところ、87%が「影響がある」と回答。座位姿勢の自覚別に不調感による仕事への影響をみると、「集中力の低下」については全体が59%なのに対し、「(姿勢が)かなり悪い方」は62%だった。

同様に「作業効率の低下」については全体が40%、かなり悪い方が45%、「意欲の低下」については全体が34%、かなり悪い方が40%など、勤務中の座っている姿勢が悪いと自覚している人ほど生産性の低下をより感じている傾向がみられた。