イナバインターナショナルはこのほど、イノベーションが生まれる新たなワークスタイルチェア「Swin(スウィン)」を発表した。

  • 「Swin(スウィン)」は、5本脚の「タスクタイプ」と4本脚の「ミーティングタイプ」を展開

    「Swin(スウィン)」は、5本脚の「タスクタイプ」と4本脚の「ミーティングタイプ」を展開

オフィスチェアにスウィング機能を追加

近年、健康経営の推進や生産性重視などの側面から、オフィスチェアにも機能性を求める企業が増えている。また、オフィスの魅了向上といった部分の意識も高まっており、デザイン性に対するニーズも無視できない要素となっている。

そこで今回、イナバインターナショナルは、世界的な工業デザイナーである奥山清行氏とのコラボレーションにより同商品を開発。新しい機能に加え、無駄をそぎ落とした主張しすぎないシンプルなデザインで、あらゆるワーキングシーンに溶け込む革新的なチェアを生み出した。

  • 発表会の場には、(左から)イナバインターナショナル 代表取締役社長・仁宮順一氏、稲葉製作所 代表取締役社長・稲葉明氏、KEN OKUYAMA DESIGN 代表・奥山清行氏が登壇。奥山氏はこれまで、フェラーリ エンツォやマセラティ クアトロポルテなどの自動車から、北陸新幹線や豪華列車「トランスイート四季島」などの鉄道、建築、ロボット、テーマパークなどさまざまなジャンルのデザインを手掛けている

    発表会の場には、(左から)イナバインターナショナル 代表取締役社長・仁宮順一氏、稲葉製作所 代表取締役社長・稲葉明氏、KEN OKUYAMA DESIGN 代表・奥山清行氏が登壇。奥山氏はこれまで、フェラーリ エンツォやマセラティ クアトロポルテなどの自動車から、北陸新幹線や豪華列車「トランスイート四季島」などの鉄道、建築、ロボット、テーマパークなどさまざまなジャンルのデザインを手掛けている

同商品は、デスクワークの際にキーボードなどが使いやすい“前傾姿勢”と、リラックスできる“後傾姿勢”に注目。作業中の身体の動きに追従して、チェアの座と背のポジションが変化するスウィング機能を施した。

  • 「Swin」の一番の特徴は、まるでブランコのようにスウィングする座と背。アームレストの頂点を軸にして、座面がぶら下がるような構造となっている

    「Swin」の一番の特徴は、まるでブランコのようにスウィングする座と背。アームレストの頂点を軸にして、座面がぶら下がるような構造となっている

早稲田大学理工学研究所の三家礼子客員教授とともに、同商品を用いた効果実験も実施。集中の度合いを示す指標である脳血流値などを測定し、従来のチェアに比べて集中のスイッチ切り替えが行いやすいという結果が得られたとのこと。また、別の実験では、複数人で会話が展開される場合、発言者は前傾姿勢になるということも明らかにされている。同商品によりもたらされるスウィングは、ソロワークでは思考にON/OFFを持たせ、コラボワークではコミュニケーションの円滑化をサポートしてくれる可能性を秘めているのだ。

  • 人間が座ったときの重心は、へその下あたりに位置する。「Swin」の軸もまさにそのポジションにあたるため、思わず動かしたくなるような機構に仕上がっている

    人間が座ったときの重心は、へその下あたりに位置する。「Swin」の軸もまさにそのポジションにあたるため、思わず動かしたくなるような機構に仕上がっている

  • 力点となる足から、支点となる椅子の回転軸がより遠くなるように設計。これにより、力のモーメントが最大限に活かされ、小さな力でもスムーズに座面を動かすことができる

    力点となる足から、支点となる椅子の回転軸がより遠くなるように設計。これにより、力のモーメントが最大限に活かされ、小さな力でもスムーズに座面を動かすことができる

  • 「タスクタイプ(5本脚)」は、右のアームレストに上下昇降スイッチを備えている。座面の高さは、420~537mmまで調節可能

    「タスクタイプ(5本脚)」は、右のアームレストに上下昇降スイッチを備えている。座面の高さは、420~537mmまで調節可能

境を越えた仕事には、境を越えた道具を

短い打ち合わせなら4本脚の「ミーティングタイプ」で気軽に。じっくり話すプロジェクト会議なら5本脚の「タスクタイプ」で身体に優しく。同商品は、目的別に2つのタイプをラインナップしている。

  • 「ミーティングタイプ」(左)と「タスクタイプ」(右)、それぞれの可動域
  • 「ミーティングタイプ」(左)と「タスクタイプ」(右)、それぞれの可動域
  • 「ミーティングタイプ」(左)と「タスクタイプ」(右)、それぞれの可動域

使い心地はもちろん、収納の面でも考え抜かれたデザインが光る「Swin」。4本脚タイプが重ねて収納できるのは当然とも言えるが、なんと同商品は5本脚タイプも重ねることができるのである。

  • 「ミーティングタイプ」(左)と「タスクタイプ」(右)は、どちらもスタック可能となっている。スタック時の座面と座面の幅は、「ミーティングタイプ」が190mm、「タスクタイプ」が280mm
  • 「ミーティングタイプ」(左)と「タスクタイプ」(右)は、どちらもスタック可能となっている。スタック時の座面と座面の幅は、「ミーティングタイプ」が190mm、「タスクタイプ」が280mm
  • 「ミーティングタイプ」(左)と「タスクタイプ」(右)は、どちらもスタック可能となっている。スタック時の座面と座面の幅は、「ミーティングタイプ」が190mm、「タスクタイプ」が280mm

まったく新しい機能を持ち合わせながらも決して尖っていないルックスは、さまざまなスタイルのワークプレイスに馴染んでくれることだろう。フレームやクロス部分に豊富に用意されたカラーバリエーションも嬉しいポイントだ。

  • クロスカラーは、「ライム」「スカイ」「サーモン」「マスタード」「インディゴ」「アッシュ」を取り揃えている。フレームは、ホワイトとブラックの2色展開
  • クロスカラーは、「ライム」「スカイ」「サーモン」「マスタード」「インディゴ」「アッシュ」を取り揃えている。フレームは、ホワイトとブラックの2色展開
  • クロスカラーは、「ライム」「スカイ」「サーモン」「マスタード」「インディゴ」「アッシュ」を取り揃えている。フレームは、ホワイトとブラックの2色展開

  • 「ミーティングタイプ」・「タスクタイプ」ともに、メッキレザータイプも用意。ジェットブラックの本革仕様がクール

    「ミーティングタイプ」・「タスクタイプ」ともに、メッキレザータイプも用意。ジェットブラックの本革仕様がクール

価格はそれぞれ、「ミーティングタイプ(4本脚)」が7万2,360円~、「タスクタイプ(5本脚)」が8万4,888円~。発売は2019年1月を予定している。

「働き方改革」が叫ばれて久しい昨今だが、オフィス環境を整えることもその一環だと言える。毎日長い時間をともにするオフィスチェアを見直すことで、働き方にも何か影響が及んでくるかもしれない。ワークスタイルに踏み込んだ意匠が凝らされた「Swin」は、その選択肢に入れる価値が十分にあるだろう。

※価格はすべて税込