グローバルウェイはこのほど、「30代が働きやすい業界ランキング」を明らかにした。同調査は2014年4月1日~2018年3月31日、企業口コミ・給与明細サイト「キャリコネ」ユーザーから寄せられた企業を抽出し、業界別に評価の平均値を算出したもの。

  • 30代が働きやすい業界ランキング

    30代が働きやすい業界ランキング

今回は、企業口コミ・給与明細サイト「キャリコネ」ユーザーの「労働時間」「やりがい」「ストレス度」「休日」「給与」「ホワイト度」に関する評価をもとに算出した「総合評価(5点満点)」が高い業界順にランキングした。上位には、安定感のある鉱業や非鉄金属などの資源系が多くランクインしている。

1位は、石油や石炭、鉄や銀、硫黄などの地下資源を採掘して精錬する事業「鉱業界」(総合評価:3.34)となった。世界情勢や為替の変動で業績が左右されるリスクはあるが、経常利益率が他に比べて概ね高く、競合が極めて少ないといった点では、安定している業界といえるという。

ユーザーからは、「大規模プロジェクトに携われる、産油国や海外石油メジャーと仕事ができるなど、大きなビジネスに関わりたいという視点では面白い会社だと思う」(貿易事務・国際業務/30代前半男性/年収900万円/2014年度)といった口コミが寄せられている。

2位は「医薬品業界」(総合評価:3.26)だった。拘束時間が長くなりがちなMR職以外は、残業も休日出勤も少なめであるという。職種に関係なく平均年収が高めであるのも、この業界の特徴とのこと。

「勤務時間の管理は厳しいので勤務時間に関するブラックな面はほぼないと思われる。休日出勤時も手当がつく。研究所の正社員のほとんどが裁量労働制を選択しているので、勤務時間は基本的に自身で決めているし、残業も自己管理している」(研究開発/30代前半女性/年収720万円/2016年度)などのコメントがあった。

3位は「リース・消費者金融・クレカ・信販業界」(総合評価:3.14)となった。ユーザーからは、「ワークライフバランスの重視を掲げており、土曜日や日曜日に出勤することはない。勤務時間は厳格に管理されており、プライベートと仕事のバランスは取れている」(営業/30代前半男性/年収600万円/2014年度)というコメントが挙がっている。

4位は、「非鉄金属業界」(総合評価:3.13)、5位は「電気機器業界」(総合評価:3.12)、6位は「ガラス・土石製品業界」(総合評価:3.11)、7位は「化学業界」「電気・ガス業界」(総合評価:3.09)、9位は「輸送用機器業界」(総合評価:3.08)、10位は「証券業界」「石油・石炭製品業界」(総合評価:3.06)だった。