TOKYO MXは16日、4月改編の説明会を同局で開催し、新たなテーマ「つなげるテレビ。」を発表した。

  • TOKYO MX 代表取締役社長 伊達寛

代表取締役社長 伊達寛氏は、「一昨年度、『ニュース女子』問題が起こりまして、全社員で自らを深く問い直した」という。「去年の暮れから、MCの進むべき方向をどういう風に考えたらいいのかということで、若い社員を中心に協議を重ねてきました。その新しいテーマと行動指針が、『つなげるテレビ。TOKYO MX』ということで表現された」と明かす。

「インターネット時代最初のテレビ局」として生まれた同局について、伊達社長は「若い連中と、MXの強みは何か話をする中で、『東京という大都会にある放送局』ということを見直して、そこの人々に寄り添って、もうちょっと深いコミュニケーションを作っていくことから始めましょう、ということが原点」と語り、「様々なコミュニティと深い関係を作り、クライアントさんと活動することによって、大きな満足を得ていただく」「単なるテレビ局というより、通信連携の放送局」を目指すと意気込んだ。

現在、動画配信サービス「エムキャス」を展開しているが、「いろんなコミュニティを結ぶプラットフォームとして、決済機能もつけたビジネスを展開していくということを考えております」と説明。「単なる放送の通信の同時サイマルということではなく、第3のメディアを作りたい」「せっかく東京にあるということで、これからオリンピックもありますので、日本と世界を結んでいきたい」と希望を託す。

また、同局はアンミカがMCを務める新番組『日曜はカラフル!!』(4月7日スタート 毎週日曜11:30〜12:55)や、イベントでも同テーマを発信していく。31日には「TOKYO MX FES.2019」内で6つのイベントを行う予定で、伊達社長は「真田佑馬さんと阿部顕嵐さんがご登場いただくということで、1,000人の定員に対して、25,000人の応募があったと聞いております」と喜びを表す。「当日は、会場に来れない方もたくさんいらっしゃいますので、(エムキャスの)MX LIVEで生中継をして、SNSやTwitterを使って、会場に来れなかった人ともつながっていきたいと思います」と、"つなげる"企画の実施を発表した。