愛のレキシアター『ざ・びぎにんぐ・おぶ・らぶ』の公開フォトコールが10日に東京・TBS赤坂ACTシアターで行われ、山本耕史、松岡茉優、佐藤流司、藤井隆、八嶋智人が取材に応じた。

  • 左から佐藤流司、松岡茉優、山本耕史、八嶋智人、藤井隆

同作は、ミュージシャン・池田貴史のソロプロジェクトであるレキシの楽曲をもとに、演劇界の鬼才・河原雅彦が原案・演出・上演台本を手がける新作ミュージカル。35歳になってもニートの織田こきん(山本)と、その家族や憧れのネットブロガー・カオリコ(松岡)らが、夢の国・レキシーランドで愛の始まりを目指す。客席には、レキシのライブでおなじみの稲穂が設置され、パフォーマンスに合わせて稲穂を振るシーンもあるという。

山本は「レキシさんの曲で、こういう賑やかなメンバーなので、お客さんが楽しむことがいちばんの望み」と語り、松岡は「1月の中旬からお稽古をしてたものですから、みんなとも仲間というより、遊んでるみたいな感覚で今日まで来たので、いよいよお仕事が始まったような感覚です」と心境を表す。佐藤は「袖にいる時に、誰よりもたくさん笑わせていただいていて、面白い作品だなと思っています。大好きな刀をブンブン振り回していきたいと思います」と意気込んだ。

本日誕生日の藤井は、共演者陣から祝われたにも関わらず「36なんです」と嘘をつき、松岡から「微妙な嘘をつかないでください!」と突っ込まれる。「印象に残る初日を迎えることができましたので、47年前の自分に言ってあげたいですね」としみじみとしていた。

出演者陣は皆、何役もこなし、9役を演じる松岡は「まさか人生で沖田総司をやるとは思ってなかった」と驚いた様子。山本も「僕も土方歳三さん役で出るので。昔演じたことがありまして、その役で出てくるというところも、自分の中ではかなり記憶がフィードバックするところがあります」と明かす。

また、レポーターから引きこもりの格好について「OKなんですか?」と聞かれた山本は、「OKじゃないですよね。全然」と苦笑。しかし「メガネとると、結構、昔のジャッキー・チェンみたいな」と外して見せ、周囲を笑わせていた。

  • 撮影:渡部孝弘 (主催提供)