青春出版社はこのほど、『定年前後「これだけ」やればいい』(税別950円)を刊行した。

  • 『定年前後「これだけ」やればいい』(税別950円)

    『定年前後「これだけ」やればいい』(税別950円)

同書の著者は、これまで3,000人以上の再就職をサポートし、84歳になった今も人材紹介会社社長を務める郡山史郎氏。

「人生100年時代」といわれる現在、定年後も会社で働き続けるシニアは年々増加している。昔と違って退職金も年金もかなり少なくなり、寿命も延伸しているため、定年後の人生を無職のまま過ごすのは難しいことから、60歳以上の労働者は9年前に比べて約150万人も増えているという。

しかし、現実には定年を過ぎたシニアが自分に合う仕事を見つけるのは容易ではないとのこと。定年後も自分らしくいきいきと働くには、なるべく早く定年後の行き先を考える必要がある。郡山氏によると、できれば40代からの準備が好ましいとのこと。

同書では、シニア世代が就職活動でうまくいくための習慣を具体的に紹介している。シニアの就職活動は新卒や中途とはまったく異なるため、「早く頭を切り替えられるかどうか」が大切になるとのこと。郡山氏は、定年後に充実して働けている人には、いくつかの行動原則や考え方が共通していると指摘する。

一例を挙げると、「なるべく早く定年後の準備に取りかかる」「口グセは『何でもやります』」「シニアだからこそ、マナーを大切にする」「"過去の栄光"は履歴書に書かない」「スタープレイヤーを目指さない」など。同書では、こうした定年後の仕事探しがうまくいく行動原則や考え方について10種類解説している。