声優の立花理香が2月13日に1stシングル「カラフルパサージュ」をリリースした。今回はリリース記念に立花にインタビューを実施。作詞を担当したカップリング曲「緑の時計」や、最近ハマッている趣味などについても話を聞いた。

  • 立花理香(たちばなりか)。2月27日生まれ。広島県出身。WITH LINE所属。主な出演は『アイドルマスター シンデレラガールズ』小早川紗枝役、『俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」としてゲッツされた件』有栖川麗子役、『プリンセス コネクト! Re:Dive』キャル役、『雨色ココア sideG』レイン役など

    立花理香(たちばなりか)。2月27日生まれ。広島県出身。WITH LINE所属。主な出演は『アイドルマスター シンデレラガールズ』小早川紗枝役、『俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」としてゲッツされた件』有栖川麗子役、『プリンセス コネクト! Re:Dive』キャル役、『雨色ココア sideG』レイン役など

■キラキラ感を絞り出しました

――1月1日にツイートしていた「あけおめツイート」がかなりバズッていましたね。

制服のツイートですよね。昨年末のイベントで着る機会があって、人生最後の制服だろうなと思ってせっかくなので写真を撮ったんですよ。ツイートしたあとにお正月の開運番組を観ていたら、「今年は礼儀正しい言葉づかいをすると運気が上がる」と言っていて、新年から「よろみざわ」とか呟いてしまったと、軽く絶望しました。

――新年一発目から。

一発目からやらかしちゃいました。

――ははは。これから挽回するということで。昨年、2ndミニアルバム『LIFE』をリリースして、周囲からの評判はいかがでした?

『LIFE』は夏発売ということで情熱的でテンションが高めの曲を歌わせてもらったり、初めて作詞させていただいたり、大人っぽい曲が多かった1stミニアルバム『Flora』とはまた違った一面を見ることが出来た、という声をたくさんいただけました。

――1stワンマンライブも大盛り上がりでしたね。「TUNE UP」に込められた「ツナ」のネタも披露して。

発表した瞬間に笑いとどよめきが起こって、舞台袖でガッツポーズしました。

――「TUNE UP」がお寿司の曲だと事前に気付いていたファンはいたのかな。

ドンピシャで当ててくださった方はほぼいなかったと思います。私が野球好きなので、歌詞の「チェンジアップ」という単語に反応していた方はいましたけど。

――お寿司のぬいぐるみを客席に投げているシーンもあって、非常に楽しかったです。さて、今回のシングル「カラフルパサージュ」は、『雨色ココア sideG』の主題歌でもありますね。

最初に聴いたときの印象は、雨音っぽい「ぴちょん」という音が入っていて、雨上がりのキラキラ感があって、さわやかでかわいい曲だなという印象でした。あと、今回のレコーディングは緊張感がすごかったです。

――いつもとは違いましたか。

TVアニメのタイアップはいつか出来たらいいなとは思っていたんですけど、今回はじめてタイアップさせていただけるということで……。作品の雰囲気を壊さず、もっと盛り上げられるようなものにせねば、と。

――これまで2枚のミニアルバムをリリースして経験値はたまってきているけど、初のシングル、タイアップというプレッシャーがあったわけですね。レコーディングではどういったディレクションを受けましたか?

ミニアルバムは2枚とも自分が作りたいものがあって、ゴールも決められたんですけど、今回は作品の世界観が目標になっていたので、「もっと声にキラキラ感を乗せてください」というディレクションを受けましたね。ちょっとした弾み感を入れました。

――それは難なく。

絞り出しましたぁ! ……お聞きいただく方に伝わるといいなぁ。

――満足いく仕上がりには。

そうですね。曲が完成して、映像と合わさるまではドキドキでしたね。自分の歌がアニメーションの中で流れるのは不思議な感じでした。『雨色ココア sideG』には声優としても関わらせていただいているので、スタッフロールに2回自分の名前が出てくるんですよ。なんという贅沢。最高じゃないかなと。ありがたいです。

――もちろん大勢に聴いてもらいたいという思いはありつつ、どういった人に届けたい楽曲でしょうか。

ちょうど受験シーズンや、新生活に向けての準備で大変な時期かなと思うんです。雨上がりのじめっとした感じというより、晴れて次のステージに行くみたいな、一歩踏み出せるキラキラ感がある、背中を押してくれる楽曲なので、もう一押しほしいという君はぜひ! 軽く押します。ちょっとだけ。

■大好きなつけ麺屋めぐり

――MVでは、立花さんがいろいろな姿で登場して。

合計で「5立花」出てきます。「リアルリカちゃん人形」みたいなテーマで。素で歌っているのがナチュラル。パンク、レトロ、クール、ガーリーと出てきて……。いやー、撮影では自分でもなんだかわからなくなってきちゃって! こんなにパターンがある撮影は滅多にないんですよ。衣装だけでなくヘアスタイルやメイクも大幅に変化するので、大丈夫なのかな?というドキドキ感がありました。

――完璧な演じ分けで。

生まれてはじめてリーゼントをしました。私、もともと顔が怖いので「大丈夫かな、観た人泣かないかな?」と心配していました。

――個人的にお気に入りのバージョンは?

クールは自分的に格好良くできたんじゃないかなと思います。私は目元が鋭いタイプなので、これまではマイルドに見せるメイクをすることが多かったんです。でも、アーティスト活動をするようになってから、この特徴も悪いことだけじゃないんだな、と思えるような撮影をしていただいています。今回はガンガンにそのポイントを生かしたスタイルで撮影できたので、クールは自分的にも勇気が出ました。

――こういうのもありなんだ、と。撮影は1日で終えられたんですか?

もう全部1日で。是非フルで観ていただきたいんですよ~。5人がズラッと揃ったところは見ごたえがあって面白いと思います。

――それは壮観ですね。『雨色ココア sideG』はカフェを舞台にした作品です。ほかの声優さんに話を聞くと、カフェめぐりが趣味の方が結構多いんですよ。

私はカフェというよりかはコーヒー屋さんとか喫茶店といったお店のほうが落ち着くんですよ。照明がキラキラしすぎていない喫茶店。

――インスタ映えしないお店ですね。

映えなくていい、映えなくていいんです!

――逆に行きつけのお店とか、「●●めぐり」をしているとかは。

つけ麺が大好きなので、つけ麺屋さんめぐりはしますね。池袋に何軒も美味しいお店が集まってて、よく行きます。でも、つけ麺屋さんって、ちょうど私の仕事の合間時間がお昼休憩ということが多いんですよ。なので休憩前にギリギリ滑り込むか、もしくはどこかでコーヒーを飲んで時間を潰して休憩が終わるのを待っています。

――どのくらいの頻度で?

多いときは週3くらいかな。

――全部お昼ご飯?

夜も行きます! ビールを片手につけ麺を待つという。

――最高なやつですね。

最高です!