声優・立花理香のイベント「立花理香 Birthday event 2018 ~Flora~」が3月11日、新宿ReNyにて開催された。アーティストデビューアルバム『Flora』を引っさげての自身初となるバースデーイベントは、トークにライブにといずれ劣らぬ盛り上がりをみせるイベントとなった。本稿では、そのうち夜公演の模様をお届けする。

  • 立花理香

▼アーティストデビュー直後の、彼女の今の想いとは!?

開演前の影アナも立花自身が担当し、諸注意中に「押すのはまわりの人ではなく、立花さん(=推す)ですよ?」と観客を煽ると、リード曲「REALISTIC」を彷彿とさせるOPSEが流れるなか立花がステージに登場。

その「REALISTIC」でライブをスタートさせる。照明も彼女の背面のLEDも、眼前のフロアで揺れるペンライトも、この曲のイメージカラー・パープルに染まるなか、立花は芯を持ちつつもスーッとした清涼感も持ち合わせたボーカルを響かせる。

また、この曲は終始ステージの中央部分での披露。ダンスも終始スムーズで滑らかなものだったのだが、サビではサウンドに合わせて随所にピシッピシッとメリハリのついたものも見せてくれた。

盛り上げてくれたのはその視覚的な部分だけではなく、間奏で拳を振り上げての「盛り上がっていくぞー!」との立花のシャウトも、会場にさらに燃料を投下し燃え上がらせた。

歌い終わった立花は「いやー、アツいね!」と早速笑顔。いきなり1曲披露したところだが、続けて彼女は「立花さんのイベントだぜ? 喋らないわけないじゃん!」とトークコーナーをスタート。

司会に親交のあるフリーアナウンサー・五戸美樹を招くと、早速このイベントらしく誕生日と、そしてアルバム発売を祝われる立花。ここからはそのアルバムやリリースイベントの話題が続く。

「店頭に並んでいて、アルバムがリリースされたことを実感した」と率直な感想を語っていた立花。アルバムで関わってくれたたくさんの人々への感謝の言葉も述べ、「自分のために曲を作ってもらえたことなんて今までないので、だからこそどの曲も頑張って歌いたい」と、曲を託されたことへの意気込みと決意を改めて述べていた。

そんな彼女は、実は学生時代歌のテストから逃げてたくらいと衝撃の告白。もちろん今回の収録曲については「丸々6曲歌える贅沢を感じていた」とは語りつつも、当時の立花はピアノが弾ける彼女は伴奏に逃亡。だがそれが裏目に出て、最終的には先生とタイマンでテストを受けるハメに……というエピソードを披露していた。

そして「ピアノは弾けるけど作曲はできない」と語りつつも、最後には「いつか作詞作曲をやりたい」と意欲。「やるとして、最初はペンネームで作っておいて、あとから『わーたーし♪』って言いたい!」と具体的なビジョンを述べていた。そして最後には「アーティスト活動を続けられるよう頑張りたい」との意気込みでこの話題を締める。最後には真面目に語るのに、途中照れからかちょくちょく茶化すような彼女の振る舞いが、かわいく映ったファンも少なくなかったのではないだろうか。

また、ファンからの事前アンケートによる質問コーナーでは、この日の物販・パンフレットの現物を手にしながらお気に入りショットを再確認。「エモみのある、うつむいてるMVダンスのカットがアーティスト感があって好き」と答えるなど、ファンとのやり取りも楽しんでいた。

▼スイッチ切り替え、会場を巻き込んでいく"アーティストモード"に

さてここからは2つコーナーを開催。まず「Flora Challenge」では、ステージ上に用意された花を引き、そこに書かれたチャレンジに成功すれば誕生日プレゼントをゲット。オールクリアで立花の愛する広島東洋カープ戦チケットもプレゼントされるというもの。

ちなみに昼公演では見事チケットもゲットしていた立花、夜の部も「二重跳びチャレンジ(※一発勝負)」や「傘回しチャレンジ」に成功。また、4球中3球前に飛ばせればクリアの「トスバッティングチャレンジ」ではサインボールを使用。1球目がフロア上のライトに軽く当たるというミラクルも起こしつつ、3球連続で見事成功。余った4球目はフロアへ投げ込んでプレゼントしていた。こうして全チャレンジに成功した立花には、成功したチャレンジ分のビール券と、カープ戦のチケットの目録が贈呈されたのだった。

また、続いて行われたのは「立花理香を祝ってくれているのは誰だ!?」。その名の通り、関係の深い方からのアンケートが先にオープンされ、そのメッセージの送り主を当てる、五戸いわく「(失礼に当たるので)間違える訳にはいかない」コーナーだ。

しかし立花、ここでもつまずくことなく、思い出に残っているエピソードとして「お部屋がお酒とぬいぐるみだらけの不思議空間だった」と暴露した鈴木絵理や、「イベントの下準備の温度感が同じ」と記した、ラジオで共演中の井澤詩織などを次々に正答。礼を失することなく全員からのお祝いコメントも聞き、ライブ準備のため立花は一旦降壇。MV撮影の際の未公開メイキング映像が上映され、いよいよライブパートがスタートする。

VTRを上映していた緞帳が上がると、流れ始めたのはトーク中に「難しかった」と振り返ったナンバー「Flaming Rose」。その向こうにキリッと引き締まった表情で立っていた立花は、イントロの「Go」のひと言からダンスをスタート。高めのヒールにもかかわらず、スムーズな脚運びで踊りきっていた姿には脱帽させられた。

そんな彼女を前にしたフロアからは間奏や後奏では大きなコールが上がり、それを受けた立花は、頬を緩めずとも満足げな表情で曲を締めくくった。その雰囲気は、続く「marguerite」で一変。

キュートなナンバーで照明は黄に、フロアは白に染まり会場全体でマーガレットを作り出す。曲の序盤では細かい手と指の振付で魅せつつ、スキを見てフロアへ手を振りファンを指さしたり、サビ前にオフマイクで「せーの」と言ってからサビでワイパーを引き起こしたりと、スタイリッシュに見せてきたここまでの曲とは違って会場中と繋がる。加えて楽曲のキュートさに沿った、全開の笑顔やL字にした指で自分を指す振付などで、視覚的にもこの曲を表現。

その指でラスサビを撃って見せたのは、かわいさの中にも強さのあるこの曲のヒロイン像をさらに明確なものとしたかったからなのだろうか。そして今度はしとやかなナンバー、「gradation」。二胡も入る優雅な楽曲に乗せた歌声は少々細めのもので、より麗しさの出たボーカルで楽曲の世界観を表現していく。また、振付も指の先まで繊細に気を使われたもので、女性らしいたおやかさを見せてくれた。