京王線の有料座席指定列車「京王ライナー」が2月22日のダイヤ改正に合わせ、朝の上り列車の運行を開始した。上り「京王ライナー」は平日朝に京王八王子発新宿行・橋本発新宿行を2本ずつ、土休日朝に京王八王子発新宿行1本・橋本発新宿行2本を運行する。

  • 朝の上り「京王ライナー」がデビュー。初列車の「京王ライナー2号」(京王八王子駅6時5分発・新宿駅6時47分着)は運行開始1周年のヘッドマークを掲げた編成で運行

「京王ライナー」はロングシート・クロスシートに転換可能な座席を備えた京王電鉄の車両5000系を使用し、2018年2月から運行開始した有料座席指定列車。これまで下りのみ設定され、平日は20時台以降に新宿発京王八王子行・新宿発橋本行を5本ずつ、土休日は17時台以降に新宿発京王八王子行・新宿発橋本行を5本ずつ運行していた。新宿駅から乗車する際、乗車券の他に座席指定券(1席400円)が必要となる。

運行開始から1年を迎えた今回のダイヤ改正では、新たに朝の上り「京王ライナー」を設定。平日は6時台に京王八王子発新宿行「京王ライナー2号」、橋本発新宿行「京王ライナー32号」、8時台後半以降に京王八王子発新宿行「京王ライナー4号」、橋本発新宿行「京王ライナー34号」を運行する。

  • 「京王ライナー32号」(橋本駅6時20分発・新宿駅7時0分着)。車体前面に「朝ライナー Debut」の表示も

ダイヤ改正当日、初列車となった「京王ライナー2号」は「京王ライナー」運行開始1周年記念のヘッドマークを掲げた編成を使用。続く「京王ライナー32号」は車体前面に「朝ライナー Debut」と表示しての運行だった。

上り「京王ライナー」の座席指定券はウェブでの購入(京王チケットレスサービスの会員登録が必要)に加え、停車駅の券売機でも購入可能。券売機での販売は当日乗車分に限り発車3分前まで行われ、座席の選択は不可とのこと。

土休日の上り「京王ライナー」は、8・9時台に橋本発新宿行「京王ライナー32・34号」、8時台後半に京王八王子発新宿行「京王ライナー2号」が運行される。下り「京王ライナー」はダイヤ改正後、土休日に新宿発橋本行2本・新宿発京王八王子行1本を増発。「京王ライナー」の号数表示も行先別に変更され、新宿~京王八王子間の列車は1~30号、新宿~橋本間の列車は31~60号の表示となる。

京王電鉄では「京王ライナー」の運行開始1周年を記念し、2月10日に数量限定の記念乗車券を発売したほか、3月31日までスタンプラリーも実施中。2月22日からは、朝の上り「京王ライナー」導入を記念した「朝ライナー導入&ダイヤ改正記念 楽・得・通勤キャンペーン」(3月20日までの平日19日間)や「朝ライナー導入&ダイヤ改正記念 チケットレスキャンペーン」(5月6日まで)が実施される。