東京メトロは15日、パナソニックおよびパナソニック システムソリューションズ ジャパンの協力の下、光IDソリューション「LinkRay(リンクレイ)」を活用し、列車の運転支障発生時における東陽町駅周辺の他公共交通機関への振替案内に関する実証実験を実施すると発表した。

  • 実証実験のサービスイメージ

  • 現行サービスとディスプレイ設置後の比較

「LinkRay」はスマートフォンのカメラをLED光源またはその光源に照らされた対象物へかざすだけで、情報をすばやく受信することができる技術。今回の実証実験で提供するサービスでは、東京メトロアプリを起動して東陽町駅の改札口付近に設置した「LinkRay」対応ディスプレイにスマートフォンをかざすことで、東西線の運転に支障が発生し、バスへの振替が可能となった場合には「対象路線バス」や「バスのりば」などの情報、平常時は「のりかえ出口案内」などの情報を手もとで確認できる。

実証実験は2月15日から開始しており、実施場所は東陽町駅の中央改札口(改札外)。料金は無料で、利用するには事前に「東京メトロアプリ」(iOS・Android対応)をスマートフォンにインストールしておく必要がある。東京メトロでは今後、実証実験の結果を踏まえながら、設置駅の追加および案内内容の拡大に向けて検討を進めていくとしている。