心身に悪影響が出るまえに、ケアを心がけたいストレス。今回は前回から引き続き、心の状態から考える、溜まってしまいがちなストレスを「食」で軽減する方法です。
東洋思想は、宇宙のエネルギーは「木」「火」「土」「金」「水」の5タイプに分類されるという考えに基づいていますが、今回はその中から火、土、金、水の4タイプをご紹介します。
「火」が強いと喜怒哀楽が激しく興奮する
火のエネルギータイプは、元気でマイペースですが、明るい外見とは裏腹に、ちょっとしたことにも不安を感じます。不安は「心」を傷つけ、心臓に負担がかかる傾向があります。喜怒哀楽が激しく興奮する、動悸や息切れがする、血圧が高いなどが目立つ場合は、火のエネルギーの影響を強く受けています。
そんな場合は、赤の食べ物(トマト、ニンジン、アセロラ、赤かぶ、なつめ、アーモンド、小豆など)をいただきましょう。
「土」が強いと落ち着かなくクヨクヨする
土のエネルギータイプは、安定、安心思考です。安定を得られないと気持ちが落ち着かなくなります。クヨクヨとした思い込みは「脾」(胃)を傷つけ、暴飲暴食に走る傾向があります。クヨクヨする、食欲過剰になる。また、むくみ、皮膚のトラブルなどが目立つ場合は、土のエネルギーの影響を強く受けています。
そんな場合は、黄色い食べ物(とうもろこし、かぼちゃ、さつまいも、レモン、バナナ、納豆、ウコン)をいただきましょう。
「金」が強いと悲しくなりメソメソする
金のエネルギータイプは感受性が強く、人のことでも自分のことのように感じる人情屋さんです。自分を犠牲にしてでも尽くしてしまうことがあります。悲しみは「肺」を傷つけ、呼吸器系の不具合が多い傾向にあります。感情の起伏が激しくメソメソする、喉を痛めやすい、アレルギーなどが目立つ場合は、金のエネルギーの影響を強く受けています。
そんな場合は、白い食べ物(豆腐、大根、ねぎ、玉ねぎ、チーズ、ヨーグルトなど)をいただきましょう。
「水」が強いと怖くなり深く考え込む
水のエネルギータイプは、思慮深く、理想家。体が冷えやすいのも特徴です。深く考え込むことから来る恐れは「腎」を傷つけ、生殖器官の不具合などホルモンのバランスが崩れる傾向にあります。怖くなる、考え込む、気分が落ち込む、体が冷えるなどが目立つ場合は、水のエネルギーの影響を強く受けています。
そんな場合は、黒い食べ物(黒酢、黒ゴマ、黒豆、玄米、ひじき、昆布など)をいただきましょう。
前回、「木」のエネルギーの影響を強く受けている場合は緑の食べ物(ブロッコリー、ホウレンソウ、ピーマン、にら、わさびなど)を食べるとよいとご紹介しました。今回の4タイプと合わせると五色になりますね。
病院へ行くほどでもないけれど何となく体の不具合を感じる状態を、東洋思想では「未病」といいます。五色を意識してバランスの取れた食事で健康を保ちましょう。
執筆者プロフィール:月香(つきか)
ハート占い1to1、ハートスクール1to1主宰。 幼い頃よりさまざま体験を通じて、目には見えない何か不思議な力が存在していることに気づく。スピリチュアルカウンセラーとして、風水や四柱推命、霊視をしながら、たくさんの方々を鑑定。人は誰でも最良の選択をすることで、幸せを引きよせることができると実感する。 スクールでは、占い師、セラピスト、スピリチュアルカウンセラー、ヒーラーを養成。モータースポーツにも従事。レーシングチーム、Team Sky Lightに所属。