阿佐海岸鉄道は28日、阿佐東線で2020年から本格的な営業運行開始をめざしている、線路・道路の両方を走行できるDMV(デュアル・モード・ビークル)の車両デザインと愛称が決定したと発表した。

  • 「DMV-1号」は「未来への波乗り」のデザイン

  • 「DMV-2号」は「すだちの風」のデザイン

  • 「DMV-3号」は「阿佐海岸維新」のデザイン

同社はDMVの車両デザインと愛称を一般公募し、多数の応募の中から決定した最優秀作品の車両デザイン・愛称を起用した。最優秀作品の車体カラーには、現在運行中のASA-100系に描かれた「青」「緑」「赤」が取り入れられ、各車両に「阿佐東地域」「徳島県」「高知県」の特色がバランスよく盛り込まれていることが評価されたという。

「DMV-1号」の愛称は「未来への波乗り」。太平洋の波をダイナミックに表現したほか、阿佐東地域で盛んなサーフィンや宍喰駅の「伊勢えび駅長」をデザインに取り込み、「未来に向かってチャレンジする」イメージを表現した。

「DMV-2号」の愛称は「すだちの風」。徳島県の名産であるすだちが描かれるほか、すだちの葉が風に舞う中を「徳島県の鳥・しらさぎ」が空高く舞い上がるイメージに。「DMV-3号」の愛称は「阿佐海岸維新」。高知県の英雄、坂本龍馬と南国土佐に輝く太陽が描かれ、革新的な乗り物であるDMVが「地域活性化の維新を起こす」イメージとなっている。