ハルメクは1月17日、「ハルメク 生きかた上手研究所」にて実施した「終活」に関する調査結果を発表した。調査は2018年11月6日~8日、60~74歳のシニア男女720名(男女各360名)を対象に、webアンケート方式で行われた。

  • 終活実施状況

    終活実施状況

調査によると、「終活をすべき」と考えている人は74.4%(男性68.1%、女性80.8%)。終活の実施状況については、38.9%が「既に行っている」と回答。「これから行う予定」の人は35.5%、「終活は必要ない」という人は25.6%だった。

  • 既に行っている終活TOP10

    既に行っている終活TOP10

終活実施者280名を対象に、既に行っている終活を教えてもらったところ、「お墓の準備」(37.1%)、「加入保険の整理・見直し」(28.2%)、「金融口座・金融商品の整理」(23.6%)が上位に。いずれも「死後の準備」に関する項目となっており、上位10項目のうち6項目が「死後準備」に該当するものだった。

男女別にみると、男性は「お墓の準備・用意」といった死後の準備を優先しているのに対し、女性は「家具や荷物」「衣服やアクセサリー」「アルバムや手紙等の思い出」といった生前整理をする人の割合が男性に比べて多かった。

  • 終活にかかった費用

    終活にかかった費用

終活実施者280名に、終活にかかった費用を教えてもらったところ、全体費用の平均額は253.6万円。生前整理に限定すると平均254.5万円となり、死後の準備では116.6万円という結果となった。

また、終活実施者の34.3%が「0円」と回答していることから、多くの人が、まずはお金をかけずに自分の手でできるものから着手していることが伺えた。