楽天リサーチは2月15日、「終活に関する調査」の結果を発表した。調査期間は2018年1月19~20日、有効回答は20代から60代の楽天リサーチモニター1,000人。

終活の理由、「迷惑をかけたくない」

「終活」という言葉について、「知っている」と答えた割合は78.7%、「聞いたことはあるが、よく知らない」は17.9%となり、計96.6%が「終活」という言葉を聞いたことがあることがわかった。

  • 「終活」をする(したい)理由(n=370)単位:%(出典:楽天リサーチWebサイト)

「終活」の意向について尋ねると、「分からない」が43.5%、「はい」が39.1%と、意見が分かれる結果に。男女別では、女性の方が高く(男性41.4%、女性58.6%)、年齢が上がるにつれてその傾向は顕著になった。

「終活」の意向がある人に「終活」を実施しているか聞いたところ、「予定はないが、時期が来たら始めたい」が76.5%、「近いうちに始める予定」が10.2%、「実施している」が7.9%と続き、9割以上が何らかのアクションを起こしている、または起こしたいと考えていた。

「終活」をする理由については、「家族に迷惑をかけたくないから」が71.4%で最多。次いで「病気や怪我、介護生活で寝たきりになった場合に備えるため」が48.6%、「葬儀などの希望を家族に伝えるため」が38.9%との結果に。男女別に項目選択個数の平均をみると、男性2.5個、女性3.2個と、男女間で0.7個の差が開いた。

終活を始めたい年齢は、「65~69歳」が21.6%でトップ。以下、「60~64歳」が20.5%、「70~74歳」が18.1%、「50~54歳/55~59歳」が6.2%と続き、60代が42.1%と最も多い割合を占めた。