マクロミルは11月1日、終活に関する意識調査の結果を発表した。調査期間は2018年10月17~18日、有効回答は20~79歳の個人2,000人。

デジタル終活の実施率は4%

  • 終活の実施状況、今後の実施意向

「終活」という言葉自体の認知率は98%。実際に終活をしている人は11%で、上の年代の方が高く、中でも60代女性は23%、70代女性は30%と同年代の男性よりも10ポイント以上高かった。一方、「今後終活をしたい」という人は42%だった。

終活をしている・今後終活をしたい人に、なぜ終活をするのか聞くと、「家族に迷惑をかけたくない」が圧倒的に多く89%。次いで「寝たきりになった場合に備えるため」が48%、「人生の終わり方は自分で決めたいから」が35%となった。うち「寝たきりになった場合に備える」は男女差が大きく(男性39%、女性54%)、女性の方が15ポイント高かった。

希望するお墓のカタチは、1位「家族葬」(39%)、2位「自然葬」(25%)、3位「合同葬」と「納骨堂」(各10%)、5位「夫婦墓」(7%)。2位の「自然葬」は女性の希望者が多い(男性19.8%、女性30.4%)ことが特徴的だった。

スマートフォンやパソコンなどに保存しているデジタルデータを生前整理する「デジタル終活」の実施率はわずか4%。一方、「自分の死後、人には見られたくないデジタルデータがある」は41%、「デジタルデータのうち、遺族などに残したいデータがある」は46%、「デジタルデータがどうなるのか不安」は59%と、デジタルデータの整理方法に不安を抱えている人は約半数に上った。