お笑いトリオ・ジャングルポケットの斉藤慎二が、13日に放送される読売テレビ・日本テレビ系単発バラエティ番組『物置開けてみませんか?~芸能人の実家大捜索SP~』(24:09~25:09)で、実家の物置を探索する。

  • (左から)小籔千豊、西川貴教、小島瑠璃子=読売テレビ提供

家の人でも何年も放置していて何があるのか分からない物置を開けて中身を掘り起こしていく同番組。西川貴教、小籔千豊、小島瑠璃子がMCを務め、斉藤のほか、SKE48・須田亜香里、野性爆弾・ロッシーの実家の物置を捜索する。

斉藤は、20年以上ぶりに物置として使うクローゼットを開けると、中には少年野球のユニフォームなどが。子供の頃、斉藤は野球好きの両親のために陽が暮れるまで練習していたといい、「ウチの親父がコーチをやっていたんだけど、バッティングピッチャーで50球連続ボール。『やめてくれ』って言われて…」と当時を回想する。

両親の気持ちを尊重した斉藤は、高校までは野球を続けたが、大学でようやく自分がやりたい演劇を専攻。だが、母親は「主人は普通の大学に行って、演劇はサークルでやってくれって…」と反対だったことを明かす。

こうして、演劇に道に進もうとした斉藤は父親とほとんど話さなくなり、芸人になってもその溝は埋められなかったそう。その父親は昨年9月、闘病の末に帰らぬ人に。今回斉藤は、わだかまりを残したまま他界した父親との思い出を見つけたいという思いを込めて、ロケに臨んでいたのだ。

物置として使う押し入れも調べると、大量のアルバムを発見。かわいらしい子供の頃の斉藤や母親の写真はあるが、父親の姿はほとんどなく、斉藤は「親父が撮っていたな。いっぱい撮っていた記憶があるなぁ」と、亡き父のことを思い出していく。

この後、斉藤たちはジャングルポケットのネットニュースのスクラップを大量に発見。母親は「これ、お父さんじゃないの? お父さん、パソコンやっていたから」と教え、息子の活躍を報じる小さい記事やコメントまでプリントアウトして大切に保管していたことを知る。

「これをとっておくって…」と何年もまともに口を聞いていなかった父親の愛情に触れて感情が揺さぶられる斉藤。口では反対していたが、実は父親は芸人になった息子のことを誰よりも応援していたのだ。

最後に、父親が大切なものを保管していた屋根裏の物置へ。父親の愛用品の中にビデオカメラを発見し、それで撮影したビデオテープも大事に保管されていた。斉藤たちはその映像を確認し、目が釘付けになる…。このロケが行われたのは、斉藤の結婚式の5日前。それは天国にいる父親から結婚する息子を祝福する最高のプレゼントだった。