京浜急行電鉄は3日、年末年始期間中の特別ダイヤについて発表した。大みそか深夜から元日早朝にかけて終夜運転や最終電車繰下げ・始発電車繰上げを実施するほか、元日早朝に特急「初日号」、特別貸切列車「みうら元旦号」も運転される。

  • 大師線は12月31日から1月1日にかけて終夜運転を行い、1月1日以降も冬休み期間中や土日祝日を中心に臨時ダイヤで運転する

川崎大師への参詣路線である大師線では、12月29~31日に土休日ダイヤで運転した後、12月31日から1月1日にかけて約7~10分間隔で終夜運転を実施。1月1~8日、1月12~14日、1月19~21日は臨時ダイヤを実施し、通常時より増発した日中6分間隔の運転で川崎大師参詣の利便性向上を図る。

京急本線・空港線・逗子線・久里浜線は12月29日から1月3日まで土休日ダイヤで運転。土曜日のみ12両編成で運転される電車は年末年始期間中、8両編成での運転となる。京急本線泉岳寺~横浜間では、12月31日から1月1日にかけて終夜運転が行われ、普通のみ約30分間隔で運転。泉岳寺駅で都営浅草線・京成線方面の電車に連絡する。京急本線横浜~浦賀間は最終電車繰下げ・始発電車繰上げ、久里浜線堀ノ内~京急久里浜間と逗子線金沢八景~新逗子間は最終電車繰下げを実施する。

「みうら元旦号」は2100形「けいきゅん号」で運転

1月1日早朝には、三浦海岸や城ヶ島での初日の出に便利な列車として、三崎口行の特急「初日号」を2本運転。「初日1号」は都営浅草線から直通運転を行い、浅草橋駅4時0分発・品川駅4時24分発・三崎口駅5時36分着となる。「初日2号」は品川駅5時0分発・三崎口駅6時17分着で運転。2本とも三崎口駅で城ヶ島行直行バスに接続する。

同じく1月1日早朝、川崎大師参詣の拠点である京急川崎駅を5時2分に発車し、カウントダウンイベントなどで盛り上がる横浜駅を5時15分に発車した後はノンストップで走行し、三浦海岸駅に6時1分に到着する特別貸切列車「みうら元旦号」も運転される。オールクロスシート車両の2100形「KEIKYU BLUE SKY TRAIN」にラッピングを施した「けいきゅん号」(8両編成)を使用し、「みうら元旦号」のヘッドマークも掲出する。

この特別貸切列車は座席指定制で、募集人員は京急川崎駅200名・横浜駅150名の計350名。参加者特典としてオリジナル絵馬ストラップ、三浦海岸駅記念入場券、お土産などが付き、三浦海岸駅前では「けいきゅん」「みうらん」の出迎えや新春ガラポン抽選会も行われる。応募開始は12月12日10時から。京急電鉄サイト内の特設ページから申込みを行い、先着順のため定員に達し次第終了となる。申込み時に参加費1,000円を支払う必要があるほか、「参加当日は別途、ご乗車いただく京急川崎駅または横浜駅から三浦海岸駅までの乗車券(交通系ICカード利用も可)が必要となります」とのこと。