女優の黒木瞳、松田美由紀、りょうが、フジテレビ系スペシャルドラマ『犬神家の一族』(24日21:30~23:33)に出演することが決定した。3人ともに、主演の加藤シゲアキと初共演となる。

  • (左から)松田美由紀、黒木瞳、りょう

横溝正史氏による金田一耕助シリーズの不朽の名作。那須湖畔の本宅で一代で犬神財閥を築いた犬神佐兵衛が莫大な財産を残し、家族に見守られながら他界したが、数カ月後、犬神家の顧問弁護士を務める古館の法律事務所に勤務する若林から、「犬神家で近々、血みどろの事件が起きるのでそれを防いでほしい」という手紙を受け取った金田一耕助(加藤)が那須湖畔にやってくる。

3人が演じるのは、犬神家の当主・佐兵衛の娘である三姉妹。黒木が長女・松子、松田が次女・竹子、りょうが三女・梅子役となる。

黒木は「名作に出演させていただくことを大変光栄に思っています。多くの先輩方が松子を演じてこられました。身の引き締まる思いでいっぱいです。松子にとって、息子への愛情はとても純粋なものです。純粋だからこその狂気に挑戦します」、松田は「摩訶(まか)不思議な世界に、視聴者の方をお連れできるように、ドキドキさせたいと思っています」、りょうは「この名作に参加させていただけることはとてもありがたく、とにかく興奮しております…。傲慢(ごうまん)さや憎悪などの心情、梅子の持つ底意地の悪さも思い切り表現したいと思っております」と、それぞれ意気込みをコメント。

フジテレビの金城綾香プロデューサーは「犬神家の三姉妹には、世にも恐ろしい出来事が次々に襲いかかります。美しい人がその悲しみのもとに心乱れる姿は、『犬神家の一族』の醍醐味と言っても過言ではないと思います。先日、お三方に衣装合わせをしていただきましたが、その美しさに驚くとともに、すごみを感じて恐ろしかったです」と印象を語っている。