JR西日本は30日、JR神戸線(東海道・山陽本線)の利用者が快適に充実した通勤時間を過ごせるように、新たな通勤特急「らくラクはりま」を2019年春から運行開始すると発表した。

  • JR神戸線の通勤特急「らくラクはりま」は289系(6両編成)を使用

通勤特急「らくラクはりま」は289系6両編成で運行され、グリーン車と普通車指定席・自由席を全351席用意し、うち18席は女性専用席(エリア)となる。「カフェ気分でコーヒーを飲んだり、リビングのようにゆっくりと読書をしたり、仕事の整理や資格取得に向けての勉強をするなど、皆さまの充実した時間づくりをお手伝いいたします」とのこと。

運転区間はJR神戸線大阪~姫路間で、途中停車駅は三ノ宮駅・神戸駅・明石駅・西明石駅・加古川駅。朝の通勤時間帯に姫路発大阪行1本、夕方の時間帯に大阪発姫路行を1本設定し、いずれも平日のみの運行となる。

大阪駅からのおもな区間の特急料金は、三ノ宮駅・神戸駅まで普通車指定席1,170円、普通車自由席650円、明石駅・姫路駅まで普通車指定席1,490円、普通車自由席970円。普通車指定席はチケットレス特急券(J-WESTカードなし)の利用で大阪~三ノ宮・神戸間970円、大阪~明石・姫路間1,290円、J-WESTチケットレス利用で大阪~三ノ宮・神戸間510円、大阪~明石間620円、大阪~姫路間720円とお得になる。

4枚つづりの神戸線自由席回数特急券も利用でき、1枚あたりの値段は大阪~三ノ宮・神戸間560円、大阪~明石・姫路間780円とされている。

  • 「らくラクはりま」の1号車は半室グリーン車

  • 1号車の普通車指定席は女性専用席に

  • 通勤特急「らくラクはりま」のロゴ

なお、通勤特急「らくラクはりま」の運行開始時期や運転時刻など、詳細は決まり次第、発表する予定としている。