タレントで女優の岡田結実が、来年1月スタートのテレビ朝日系ドラマ『私のおじさん~WATAOJI~』(毎週金曜 23:15~ ※一部地域除く)で主演を務めることが24日、明らかになった。

  • 左から城田優、岡田結実、遠藤憲一 -テレビ朝日提供

同ドラマは、 岡田演じる新人AD・一ノ瀬ひかりの前に、彼女だけ見えるようになった、自称「妖精」のおじさん(遠藤憲一)が現れるというストーリー。おじさんは、四六時中ひかりに付きまとい、励ましの言葉をかけるどころか、ディスりまくるというキャラクターで、「言いたいことも言えない」世の中で、我慢もしない、忖度もしない妖精のおじさんが、毎週"ポイズン"(毒)たっぷりの本音をぶちかましていく。

岡田は「最初に台本を読んだときに、まず思ったのは『え、妖精? 妖精ってなんだろう』ということでした」と笑顔で明かし、「その妖精を遠藤憲一さんが演じられるということを聞いて、そのギャップに『なんてかわいらしいんだろう!』とワクワクしました」とコメント。

自身が演じる役については、「私自身は思っていることはすぐ口に出してしまうような性格なのですが、ひかりは私とは逆で、思っていることや言いたいことを心の奥にしまって、なんでも『はい』って言ってしまうような子。ただ、その中に秘めた意志の強さは通じるものがあるなと感じました」と語る。

また、「私は普段、バラエティ番組に出させていただくことが多いのですが、『ここでこういうコメントが言いたい!』って思っても、『スベったらどうしよう』とビビってしまって言いたいことが言えないことがあるんです。我が家はスベってもいい家系のはずなんですけどね(笑)」と打ち明け、「そういうときに横からいいタイミングでささやいてくれるような妖精のおじさんがいたらうれしいなぁと思います!」と力強く語った。

遠藤は「妖精の役だと聞いて『おおっ?』と思い、だけどおじさんの役だと聞いて『よっしゃ!』と思いました(笑)。"ただの妖精"は難しそうだけど"おじさんの妖精"っていうのは面白そうだな、と、うれしい気持ちでお受けしたんです」と振り返る。また、「帰りのコンビニとかできれいな店員さんに出会うことがたまにあるんですよ。そういうときに、いきなり『きれいですね』なんて話しかけたら怪しまれちゃうだろうから、そういうことを代弁してくれる人がいたらありがたいかなぁ…(笑)」と語った。

さらに、ひかりの先輩ディレクター・千葉迅役で、城田優も出演。城田は「さっそく3人でちょこっと撮影をしましたが、『これは撮影の時、笑いをこらえるのが大変だな』という予感がしました」と裏側を明かし、「しかも"ひかり以外の人間には妖精のおじさんは見えていない"という設定なので、見えていない側の僕らのお芝居は、より難しいぞ…と思いつつ、お芝居の掛け合いはとても楽しいものになる予感がしています」と期待を示した。

今作のプロデューサーを務めるのは、今年大きな話題となった『おっさんずラブ』を手がけたテレビ朝日の貴島彩理氏。「"わたおじ"はヘンテコなドラマですが、岡田さん、遠藤さん、城田さんなど魅力的なキャスト陣と力を合わせて、見てくださった皆さまが、キャッキャ笑ってイヤなことを忘れられるような、『仕事って悪くない』と月曜から会社に行く足が少し軽くなるような、そんなドラマにできればと思います」と意気込みを語っている。