初めての一人暮らしを検討している皆さん、今の心境はいかがですか?

期待に胸をふくらませている人、不安に押しつぶされそうな人、それらがちょうど五分五分ぐらいの人……さまざまかと思います。

特に、何をどうすればわからない手探りの状態というのはストレスのもとですよね。

そこで今回は、はじめての一人暮らしをするにあたって必需品となるものをまとめました。準備の参考にしてみてください。

 

一人暮らしの必需品といえば

 

 

各必需品すべてを新品で買うとなると出費がかさみます。実家から持っていく、友人や知人から譲ってもらう、リサイクルショップを利用するなど、なるべくお金のかからない方法を選択することをオススメします。

なお、新品の場合でも、家電量販店や家具専門店では、「一人暮らし応援キャンペーン」と称してお買い得なセット販売を行うことがありますので要チェックです。

冷蔵庫

まずはなによりサイズが重要です。実家で使っていたようなファミリータイプの大きさは、一人暮らしには不向きです。なぜなら、場所を取るうえに余計な電気代がかかってしまうからです。

しかし、冷凍室がないコンパクトなワンドアタイプの冷蔵庫となると不便を感じることも……。冷凍室のあるツードアタイプのものを選んでおいたほうが無難でしょう。

アイスクリームや冷凍食品を好んで食べない人であっても、冷凍室で保存しておくと長持ちする食材は山ほどあります。せっかくの食材を腐らせたり、消費期限を過ぎて廃棄したりすることのないよう、冷凍室のあるツードアタイプで、なおかつ1~2人用サイズのものを選びましょう。

洗濯機

最初に新居の設備環境を確認しましょう。この後に登場するエアコンとともに、ほとんどの洗濯機は設置場所が限られています。

場合によっては、ベランダや玄関のドア外に設置しなければならないことも。この場合、雨風や砂ぼこりにさらされやすいので、汚れや傷は覚悟しなければならないでしょう。

室内であっても、自力で設置する場合には注意が必要です。排水用ホースがきちんと装着できていないことなどが原因で、水漏れのトラブルを引き起こす可能性があるからです。水漏れは階下の住人にも多大な迷惑をかけてしまいますので、できることなら洗濯機の設置まで業者に依頼することをオススメします。

一方、近所にコインランドリーがあれば、そもそも洗濯機を持たないという選択肢もあります。しかし、こまめに通うのも、一度に大量の洗濯物を運ぶ場合でも、家から洗濯物を運んだりするので、根気がいります。時には悪天候であっても行かなければならないかもしれません。従って、最初はコインランドリーで、少し落ち着いたら洗濯機を導入するという方法がいいかもしれませんね。

エアコン

新居にエアコンが最初からついているのか、事前に確認しておきましょう。備え付けの場合以外にも、前の住人が残していくケースもありますので、確認しておくことをオススメです。

照明器具

エアコン同様、すでに設置されているケースもありますので事前に確認しましょう。また、新たに照明器具を購入する場合は、理想の部屋を事前にイメージしておくことがオススメ。というのも、照明器具はインテリアとしても目立つので、それひとつで部屋のイメージがガラッと変わるからです。もちろん一人暮らしが落ち着いてから買い替えてもいいでしょう。しかし、余計なコストはかけないのが得策。

いずれにせよ、照明器具の存在を忘れて「引っ越し初日にスマートフォンの明かり一つで夜を越した」なんてことのないようにしましょう。

ガスコンロ

新居にIHの加熱器具が備え付けられている場合は不要です。ガスタイプの場合は、一口か二口か、コンロの口数を事前に不動産会社に確認しておきましょう。余裕があれば、さらにもう二点確認してほしいことがあります。

一つは、ガスコンロを設置するスペースのサイズです。古い物件の場合、二口コンロ設置可能なはずが、収まりきらないことがあります。

もう一つは、ガスの元栓からガスコンロを結ぶガスホースの長さです。長すぎても短かすぎても危険ですので、注意が必要です。

寝具

人によってはベッドも必需品となります。実家にいた頃と同様、自分の睡眠環境に適した寝具を選びましょう。

一人暮らしは「限られた収納スペースとのたたかい」でもありますので、できるだけかさばらない寝具がオススメです。

カーテン

断熱効果、遮熱効果、防音効果、目隠し効果など多くのメリットがあります。また、カーテン一つで部屋の印象もガラッと変わります。

ドライヤー

髪の毛を乾かすのはもちろんのこと、衣類を乾かすのにも使えるでしょう。 

人によってはこれもあると便利

 

 

新生活が一段落したら、一人暮らしを少しずつアップデートしていきましょう。

電子レンジ

人によっては必需品と肩を並べるほど欠かせないものかもしれません。料理の時短に最適です。

ただ、これまでの一人暮らしの中で、電子レンジがなくても不自由がないと感じた人は購入を見送ったほうがいいでしょう。その分のスペースとお金を別のことに回せます。

炊飯器

鍋でも美味しくご飯を炊くことができますが、やはり炊飯器があると便利です。また、家で気軽にごはんが食べられると、長期的にはかなりの節約につながりますね。

扇風機

夏場には必需品のエアコンが大活躍しますが、便利な分もっとも電気代のかかる家電製品です。エアコンの出力はなるべく抑えたうえで扇風機を動かすと、部屋中に効率よく冷気が行き渡ります。

アイロン/アイロン台

毎日スーツを着るビジネスパーソンは持っていたほうがいいでしょう。ちなみに、テーブルに厚手の布を敷けばアイロン台として代用することも可能です。

調理器具/食器

まな板、包丁、フライパン、厚手の鍋、菜箸、お玉は最低限そろえておきましょう。ほぼ料理しないという方であっても、さっとインスタントラーメンなどを作りたいときに使えます。

さらに、一人暮らしの醍醐味として、友達や恋人を自宅に招く日がくるかもしれません。そんなときにこれら最低限の調理器具があれば、楽しく食卓を囲むことができるはずです。あわせて箸やスプーン・フォーク、小皿や大皿、コップなども多めに持っておくと助かります。

調味料

同様に調味料の種類が多いと料理の幅が広がります。まずは最低限として、調味料の基本といわれる「さしすせそ」からそろえましょう。
※さしすせそ「さ(砂糖)・し(塩)・す(酢)・せ(醤油)・そ(味噌)」

洗濯用品(物干しざお/ハンガー/洗濯ばさみなど)

新居によって洗濯物が干せる環境はまちまちですので、本来は入居前にしっかりと確認しておいたほうがいいでしょう。

ベランダやバルコニーはなくても、窓の外に物干し竿のみ設置してある物件もあります。このようなケースでは、衣類は干せたとしても布団を干すことは難しいでしょう。

また、日当たりが悪いと、干すスペースがあっても部屋干しのほうがベターな環境もあり得ます。使用可能なスペースにあわせて各種洗濯用品をそろえていきましょう。

特にハンガーと洗濯ばさみは収納時にかさばらないので、あればあるだけ使えて便利です。

掃除機

一人暮らしでは自分が掃除をしないと部屋は汚れる一方です。定期的に掃除機をかけて部屋を清潔に保ちましょう。

意外と役立つ便利な物

なくてもさほど困らないけれど、あったら意外に便利なものがあります。

綿棒

耳かきとしての役目もさることながら掃除用具としても大活躍します。窓の溝部分やエアコンのフィルターなど、細かな部分の掃除に最適です。

100円ショップやコンビニ、薬局でも気軽に入手できるうえ、本数も多いので長期間使えてコスパは抜群です。

S字フック

お玉などの調理器具やタオルなどの洗面用具、鍵などの小物をかけておくのに便利です。また、ほかのものと組み合わせることで使い勝手は無限大に広がります。

例えば、ユニットバスにシャワーカーテンをつけたいとき、つっぱり棒に複数のS字フックをかければ、おおもとの部分は完成です。自分なりのアイデアで、S字フックをフル活用してみてください。

 

自分に必要なものを見極めよう

まずはご紹介した「一人暮らしの必需品」をそろえることから始めましょう。引っ越しの前日までに手配しておくのが得策です。一人暮らしにだんだんと慣れてきたら、何に「不便」を感じるのかがわかってきます。そこで初めて買うか買わないかを検討すれば、必要なものが手元に残っていくでしょう。



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