野球評論家の落合博満氏が、21日に放送されるMBS『戦え!スポーツ内閣』(23:56~24:53)に出演し、中日時代の教え子たちからの感謝のメッセージに号泣する。

『戦え!スポーツ内閣』落合博満氏

落合博満氏

落合氏の中日ドラゴンズ監督在任中は、リーグ優勝4回・日本シリーズ優勝1回を誇り、在任8年間すべてのシーズンでAクラスをキープ。その黄金時代を支えた史上最強の二遊間“アライバコンビ”のひとりの荒木雅博が今シーズン限りで引退する。番組では、荒木に“恩師”落合氏への思いを直撃した。

通算378盗塁・6年連続ゴールデングラブ賞・通算2000安打達成の荒木は、当時の監督の落合氏について「野球が下手だった自分を、ここまでできる選手にしてもらった」と感謝し、キャンプで恒例となった落合氏の長丁場のノックを振り返り、「僕ら選手は記憶が飛んで倒れこんでるのに、落合さんはジャンパーを着て汗一つかいてなかった」と逸話を披露。さらに、バッティング指導は「まっすぐ立って、まっすぐ回れ」という極めてシンプルなアドバイスで、「これが一番難しかったんですけどね」と打ち明ける。

荒木は落合氏に現役引退の報告をしたといい、そのとき落合氏から「ようやった、お前は褒めてやる」と言われたという。「現役をやめる間際に初めて褒めてくれた。頑張ってやってきてよかったなと思いました」と振り返る。

VTRでは、同じく落合中日の黄金時代を支えた岩瀬仁紀、浅尾拓也、石井裕也、野本圭の引退試合の模様も特集。選手たちが引き際に見せるさまざまな表情に、MCの武井壮をはじめとした出演者たちは涙をこらえきれない

教え子たちからのメッセージVTRを、時折涙を拭きながら見る落合氏。「年を取ると涙もろくなるんだよ」とつぶやくも、MCのブラックマヨネーズ・小杉竜一は「落合さんにも血が通っていたことがわかってうれしかったです。野球版ターミネーターと思ってたんで」と笑わせていた。

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