JR西日本は20日、京阪神地区において大みそか深夜から元日早朝にかけて実施する終夜運転(いずれも臨時列車の運転)について発表した。昨年度まで終夜運転を行っていた一部区間で運転を取りやめることも発表された。

  • 学研都市線(片町線)・JR東西線・JR宝塚線(福知山線)は昨年度まで京田辺~宝塚間で終夜運転を実施していたが、今年度は京田辺~四条畷間が運転取りやめに

JR京都線・JR神戸線(東海道・山陽本線)は昨年度まで京都~大阪~西明石間で約30分間隔、西明石~姫路間で約90分間隔の終夜運転を行っていたが、今年度は西明石~姫路間の終夜運転を取りやめる。京都~大阪~西明石間はこれまで通り約30分間隔で終夜運転を実施。琵琶湖線(東海道本線)は今年度も草津~京都間にて、約60分間隔で終夜運転を行う。

学研都市線(片町線)・JR東西線・JR宝塚線(福知山線)は昨年度まで京田辺~四条畷間で約60分間隔、四条畷~宝塚間で約30分間隔の終夜運転を行っていたが、今年度は京田辺~四条畷間の終夜運転を取りやめ、四条畷~宝塚間の終夜運転は約30~60分間隔(3~4時台は約60分間隔)に。奈良線は昨年度まで京都~城陽間で約30分間隔、城陽~奈良間で約60分間隔の終夜運転を行っていたが、今年度は城陽~奈良間の終夜運転を取りやめ、京都~城陽間の終夜運転は約30~60分間隔(3~4時台は約60分間隔)となる。

和歌山線王寺~高田間も今年度は終夜運転を取りやめる。万葉まほろば線(桜井線)は今年度も終夜運転を行い、奈良~桜井間で約30分間隔、桜井~高田間で約60分間隔の運転に。大和路線(関西本線)は昨年度と同様、奈良~王寺間で約60分間隔、王寺~JR難波間で約30分間隔の終夜運転を実施。阪和線は今年度、天王寺~鳳間で約30分間隔の終夜運転を行う一方、昨年度まで鳳~日根野間で設定されていた大みそか終電後の臨時列車(天王寺発鳳行を日根野駅まで延長運転)は運転取りやめとなった。

大阪環状線とJRゆめ咲線(桜島線)は今年度も終夜運転を実施する。大阪環状線の天王寺~京橋~大阪~西九条間、JRゆめ咲線の西九条~桜島間はそれぞれ約15分間隔で終夜運転を行い、一部列車において大阪環状線・JRゆめ咲線の直通運転も行う。大阪環状線の西九条~天王寺間は約15~30分間隔で終夜運転を実施する。各路線とも年越しイベントや初詣などに便利な終夜臨時列車として運転されるが、イベントの開催状況などにより、運転間隔が変更される場合があるとのこと。