SBIいきいき少額短期保険は11月9日、「節約意識と行動」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は8月10日~15日、全国の30歳以上の男女881名(年代別に男女100名を基準)を対象に、インターネットで行われた。

88%の人に節約意識あり

  • 節約意識と節約行動結果(地域別)

    節約意識と節約行動結果(地域別)

はじめに、節約意識と節約行動について調べたところ、63.8%が「節約意識があり、行動にうつした」と回答。「節約意識はあるが、行動にうつさなかった」(23.7%)人を合わせると、実に88%の人が節約意識を持っていることがわかった。

この結果を性年代別にみると、最も節約意識があり、節約を実践したのは「女性60歳以上の層」(74.8%)。一方、最も節約意識・行動ともに低かったのは「男性40~49歳の層」(50.0%)だった。

また、「節約意識があり、行動にうつした」割合を地域別にみると、最も高かった「北海道」(74.5%)を筆頭に、関東地方より以東(67.0%)で高い傾向に。逆に、最も低かった「四国地方」(45.5%)を中心に、近畿地方以西(58.6%)で低い傾向が見られた。

一方、「節約意識はあるが、行動にうつさなかった」割合で比べると、最も多かったのは九州地方」(36.1%)、最も低かったのは「東北地方」(18.2%)という結果に。「東日本」が21.2%に対し「西日本」は27.9%となり、節約意識・節約行動ともに「東高西低」の傾向が現れる結果となった。

節約行動をした理由・しなかった理由

  • 節約につながる行動をした項目

    節約につながる行動をした項目

続いて、節約行動をしたという人を対象に、具体的な節約行動の内容について聞いたところ、LED電球や節水シャワーヘッドへの交換、エアコンをつけっぱなしで節約するなど「電気・水道等の公共料金」(79.9%)の節約が最多に。次いで「食費・外食費などの飲食費用」(52.6%)、「日用品、日用雑貨費」(46.9%)と続いた。

  • 節約行動をした理由・しなかった理由

    SBIいきいき少額短期保険「節約行動をした理由・しなかった理由」

節約した理由は、「収入が不十分だから」(48.6%)が最も多く、次いで「老後の生活に不安を感じるから」(39.6%)、「節約することが好きだから」(26.2%)と続いた。また、「収入が減少したから」という人も16.9%見られ、金銭的な理由を挙げた人が多かった。

他方、節約しなかった理由については、「節約のために我慢をしたくないから」(34.5%)が最多に。次いで「収入が不十分だから節約の余地がない」(31.0%)、「節約は面倒だから」(25.9%)と続き、「節約はストレスになる」とした指摘や、「長続きしない」「安物買いの銭失い」「他で浪費してしまうから意味ない」といった否定的な声が多かったほか、非協力的な家族の存在を挙げるコメントも寄せられた。