スパークス・アセット・マネジメントは11月9日、「夫婦のマネー事情と夫婦円満投資に関する調査2018」の結果を発表した。調査は10月2日~3日、全国の20歳以上の配偶者がいる既婚男女を対象にインターネットで行われ、1,000名の有効サンプルを集計した。

預貯金や老後の備えに「満足していない」が多数

  • 夫婦の預貯金と老後の備え

    夫婦の預貯金と老後の備え

調査によると、夫婦の貯金は「妻が主導で管理」しているという人が半数以上(54.3%)。預貯金の残高は、最も少ない20代で平均199万円、最も高い60代以上では1,390万円となり、全体の平均額は667万円という結果に。

また、「老後の備え」については、全体の72.0%が毎月多少なりとも確保できており、そのひと月あたりの金額は、平均で2万9,229円。貯金額や老後の備えに満足しているか尋ねたところ、「満足している」と回答した人の割合は、貯金額で12.1%、老後の備えでは僅か7.3%だった。

さらに、「へそくり」についても調査したところ、夫38.6%、妻44.2%がへそくりをしていることが明らかに。それぞれの平均額は、夫が102万円であるのに対し、妻はその2倍以上にあたる211万円という結果に。へそくりをしている理由としては、「自分へのご褒美消費のため」(48.3%)、「老後の生活費のため」(37.9%)、「家計の収入が途絶えたときの備えのため」(29.7%)という人が多かった。

夫婦のおこづかい、主導権は妻に

次に、お互いの給料を把握できているか尋ねたところ、全体の71.1%が把握していると回答した一方で、妻23.6%、夫37.0%が配偶者の給料を把握していないことが判明。また、配偶者の「娯楽費・交際費」の把握率は夫28.8%、妻49.2%と、いずれも半数以下となった。

  • 毎月のおこづかい金額

    毎月のおこづかい金額

では、夫婦のおこづかいの金額の決定権はどちらにあるのだろうか。調査した結果、「妻」(39.4%)の方が「夫」(21.9%)を大きく上回った。毎月のおこづかいの金額については、40代女性が最も低く平均1万4,060円、最も高いのは60代以上の男性で3万9,630円となり、おこづかい金額の平均は2万5,226円という結果に。おこづかい金額に満足している人の割合は、31.1%だった。

お金の使い方でパートナーに腹が立つことを聞いたところ、夫は妻のお金の使い方に対して、「安いからといってよく考えない」「値段を気にしない」ことにイラッとしていることが明らかに。一方の妻は、夫の「あればあるだけ使う」「趣味にお金をかけすぎ」という点に腹を立てていることがわかった。

夫婦の投資事情

  • 「夫婦で一緒に考えて投資」の実施率と投資先

    「夫婦で一緒に考えて投資」の実施率と投資先

夫婦で一緒に考えて投資を行っている人の割合を調べたところ、現在の実施率は24.7%。どのような金融資産に投資をしているか尋ねたところ、「日本株式」(68.4%)や「投資信託(REIT以外)」(38.1%)に回答が集中した。また、今後の投資先でも「日本株式」(57.8%)や「投資信託」(36.2%)の人気が高かったほか、「外国株式」(15.9%)や「金・プラチナ」(14.9%)への投資を考えている人も割と多かった。

  • 夫婦で一緒に考えて投資をするメリット

    夫婦で一緒に考えて投資をするメリット

続いて、夫婦で一緒に考えて投資をするメリットを聞いたところ、1位「会話が増える」(38.6%)、2位「喜び共有」(33.4%)、3位「相談できる」(28.6%)が上位に。また、「夫婦仲が良くなる」(27.7%)や「価値観が揃うようになる」(16.3%)など、一緒に投資をすることが、夫婦のコミュニケーションに繋がると感じている人が多いことがわかった。

一方、パートナーに内緒で「こっそり投資」を行っている人の割合は、16.0%。今後行おうと考えている人の割合は21.8%となり、主な投資先は「日本株式」(52.5%)が最も多く、次いで「投資信託」(31.3%)、「外貨」(15.6%)、「外国株式」(10.0%)と続いた。