名古屋鉄道は訪日外国人利用者のさらなる利便性向上のため、11月12日から名鉄名古屋駅など5駅に多言語対応の案内機器を導入する。ソースネクスト製の翻訳機「POCKETALK(ポケトーク) W」、Panasonic製のメガホン型翻訳機「メガホンヤク」が導入される。

  • 「POCKETALK(ポケトーク) W」イメージ

  • 「メガホンヤク」イメージ

「ポケトーク」はボタンを押しながら話しかけるだけで翻訳結果をディスプレイ上に表示し、音声でも翻訳した内容を再生する装置。74言語に対応し、おもに駅係員と駅利用者が向かい合って話す際に適しているという。

「メガホンヤク」は日本語を英語、中国語、韓国語に翻訳して再生することが可能。案内・誘導で頻繁に使用する文章などを収めた定型文データベースが内蔵されており、それを選択して3カ国語で再生することもできる。

名鉄名古屋駅に各4台を設置するほか、常滑駅と中部国際空港駅に各3台、金山駅に各2台、神宮前駅に各1台設置する。駅のほか、営業部などにも各2台導入。乗車する列車や乗換案内、沿線観光地の案内、異常発生時の情報提供や誘導案内などに活用する。