小田急電鉄は30日、参宮橋駅で11月から駅舎の建替え工事を含めた駅改良工事に着手すると発表した。「木と緑に溶け込む『杜』の玄関口」をコンセプトに、駅周辺の環境との共生を図り、木の温かみが感じられ、地域の人々や利用客に愛され親しまれる駅をめざすという。

  • 参宮橋駅リニューアル後の改札口(イメージ)

  • 参宮橋駅リニューアル後のホーム(イメージ)

参宮橋駅は代々木の杜に佇む明治神宮への最寄り駅であり、明治神宮本殿まで徒歩約9分の場所にある。代々木公園や参宮橋公園をはじめ、駅付近は大きな街路樹や植栽にあふれた環境となっている。

駅改良工事では、駅舎の外装を一新するほか、駅前空間の面積を拡大してトイレを全面リニューアルするなど、機能性を向上させ、より便利で快適に利用できるようにするという。現在はスレート屋根となっている上下ホーム上家を折板屋根に変更するとともに、上家やホーム壁面等に木材を使用することで、ホームの快適性も向上。跨線橋の外壁および階段床石も改修し、女性トイレを洋式化するとともに手洗い箇所を増設する。2018年11月着工、2020年9月竣工を予定している。