“国民的テレビアニメ”として親子2世代、3世代に親しまれ、2019年には放送40年目に突入する『ドラえもん』。そして、“国民的刑事ドラマ”として数々の伝説を築き上げ、『season17』も好調な幕開けを飾った『相棒』――。テレビ朝日が誇る、2つのレジェンドの豪華コラボが実現!ドラマとアニメの枠を超えて“奇跡の共演”を果たすこととなり、水谷豊と反町隆史がアフレコに臨んだ。

  • 水谷豊と反町隆史がアフレコに挑む

■2人が出演するストーリーは、ズバリ「あい棒」!右京おなじみのセリフも登場
『相棒』の2人が登場するのは、その名もズバリ「あい棒」。ドラマ『相棒』を見たドラえもんとのび太は、すっかり2人のコンビネーションに心酔し、「ボクも相棒がほしい!」と言い出したのび太のために、ドラえもんは一緒に担ぐだけで相棒になれるひみつ道具を出してあげる、というストーリーとなっている。

ドラマ『相棒』が『ドラえもん』の世界の中で劇中劇として展開するという“二重構造”で、「細かいことが気になるのが僕の悪い癖」「おや、僕としたことが」という右京おなじみのセリフや、右京が紅茶を注ぐシーンも盛り込まれ、『相棒』ファンも楽しめる内容になっているという。

■変わらずに存在するドラえもんをリスペクト!アフレコも完璧な特命係の2人
収録当日、『相棒』の撮影を終えた後、疲れも見せずに颯爽とアフレコスタジオに登場した水谷豊と反町隆史。『ドラえもん』スタッフは、日本人なら知らない人がいない2人を迎えるにあたって少々緊張気味だったが、水谷が「ボク、杉下右京~」と茶目っ気たっぷりにドラえもんのマネを披露して空気を温め、収録は和やかなムードでスタートした。

2人は最初のリハーサルからアニメーションにピッタリ合った絶妙なかけあいを見せ、これにはスタッフもビックリ。2人は突然のアドリブ要請にも「OK!」と即座に応じ、切れ味鋭い右京と亘らしく鮮やかな手腕を発揮。アフレコ終了後、スタジオは大拍手に包まれた。

この豪華コラボの実現について、水谷は「いやぁ、ついに来ましたか、という感じでした。まさか、いや本当にまさか、『ドラえもん』にゲスト出演するなんて、想像すらしていなかったことです」と喜び、「約40年という長い月日、変わらないであり続けるのは、すごいことですね」と、『ドラえもん』へのリスペクトを語った。

また、反町も「小さい頃から見ていたアニメに出演できてうれしかった」と顔をほころばせ、「当時は“どこでもドア”と“タケコプター”がすごくほしかったんです」と思い出を振り返った。

■ドラえもんに見られても恥ずかしくない!?迫真の声の演技を披露
今回は劇中劇として、『ドラえもん』に登場した2人。「テレビの中に登場するという設定がすごく面白いなと思いました。杉下右京も冠城亘も、ドラえもんが(自分たちのドラマを)見ていることを意識して演技しました(笑)」と反町がアフレコ秘話を明かすと、水谷も「ドラえもんに見られても恥ずかしくない芝居をしたつもりです」とニッコリ。コラボ成功を物語るような笑顔を見せていた。

●水谷豊・反町隆史のコメント

【水谷豊のコメント】

――コラボを聞いたときの感想は?

いやぁ、ついに来ましたか、という感じでした。まさか、いや本当にまさか、『ドラえもん』にゲスト出演するなんて、想像すらしていなかったことですから(笑)、実現してビックリしました。

――『ドラえもん』という作品にはどんなイメージを持っていますか?

アニメ『ドラえもん』が始まったのは、僕が20代半ばの頃。そこから約40年という長い月日、変わらないでいられるのはすごいことですね。時代が変わると色褪せたり、過去のものになってしまったりすることも多いですが、ドラえもんは今でもドラえもんであり続けている。そこが魅力的で素晴らしいなと思いますね。

――アニメになった杉下右京・冠城亘のキャラクターを見て感想は?

ソリ(反町隆史)が僕に「眉毛がそっくりですね」と言ってくるんですよ(笑)。僕って、こういう感じなのでしょうね。よく特徴をとらえてくださってうれしいです。ソリのキャラクターもハンサムだけど、ちょっと芯が太い感じですごくいいんじゃないかな。ぜひ保存版にしたいですね。

――アフレコに挑んだ感想は?

劇中劇でしたが、これをドラえもんたちが見るんだと、どこか思っていましたね。ドラえもんに見られても恥ずかしくない芝居をしたつもりです(笑)。

【反町隆史のコメント】

――コラボを聞いたときの感想は?

僕たちがどんなふうに『ドラえもん』に出演するのか、すごく楽しみにしていたのですが、テレビの中に登場する、という設定がまたすごく面白いなと思いました。何より、僕自身が小さい頃から見ていたアニメなのでとてもうれしかったですね。

――『ドラえもん』という作品にはどんなイメージを持っていますか?

僕は小学5年ぐらいからアニメ『ドラえもん』を見ていましたが、“どこでもドア”と“タケコプター”がすごくほしかったんです。子ども心に“こんなものがあったらスゴイな”と思っていたのですが、最近は技術の進歩でひみつ道具も実現しはじめていて、その現実にも驚きますね。あとは…実は、しずかちゃんがかわいくて大好きでした(笑)。ウチの子どもたちも『ドラえもん』は喜んで見ていましたし、夢を与えてくれる作品なので、親世代も楽しめるアニメだと思います。

――アニメになった杉下右京・冠城亘のキャラクターを見て感想は?

アニメは人物を特徴的に描くので、右京さんはどこがいちばん目につくのかなと思っていたら、眉毛でしたね(笑)。あと、2人の靴が大きくて丸くて、そこが『ドラえもん』らしいですね。

――アフレコに挑んだ感想は?

水谷さんのおっしゃるとおり、2人とも、ドラえもんに向けてお芝居をしていたなと思います。杉下右京も冠城亘も、ドラえもんが見ていることを意識して演技をしました(笑)。

前代未聞の『ドラえもん』×『相棒』コラボは、2018年11月9日(金)午後7時より放送予定。

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