サニーヘルスは10月29日、ダイエット情報発信サイト「microdiet.net」にて、調査レポート『体が柔らかいほうがやせやすいって本当?』の結果を発表した。身体の柔軟性が高いほど、効率的なダイエットにつながるという。

  • 柔軟性が向上すると痩せやすい体になるという

    柔軟性が向上すると痩せやすい体になるという

同サイトでは、体が硬いことの3つのデメリットと共に、ダイエットの柔軟性が特に重要な肩甲骨周り、股関節、ももの裏側を中心のストレッチを紹介している。

デメリットの1点目は、体が硬いと「筋肉の柔軟性が低く、体の代謝が低下してしまい、痩せにくく太りやすい体になる」という。具体的には、関節を動かしにくくなるため、体の可動域(動かすことのできる範囲)が狭くなり、本来動かせるはずの範囲が動かないという。筋肉は血液の流れを促す働きをしているため、筋肉が硬いとその働きも鈍くなり血行が悪くなってしまうとしている。

2点目は「冷え、むくみが起きやすくなる」。体が硬いと血流が悪くなり代謝が低下、余分な水分が溜まってしまってむくみが生じたり、末端の血流が滞ったりして冷えも起こすなど、美容にも健康にも悪影響があるという。また、むくみや冷えが原因でさらに代謝は低下し、負のスパイラル状態に陥ると懸念されている。脚がむくみやすい人は、ふくらはぎの筋肉のポンプが弱いことが起因とされている。

3点目は「コリ、疲れやすいなどトラブルの元になる」。体が硬く血流が悪いと、冷えやむくみのほか、肩・首のコリ、疲労がたまりやすくなってしまうとのこと。栄養や酸素が行きわたりにくく、体全体の老廃物や毒素がスムーズに排出されにくくなるという。

  • 効果的なストレッチ法とは?

    効果的なストレッチ法とは?

体の柔軟性を高めることで、「痩せやすい」「美肌」「むくみにくいスッキリした脚」「疲れにくい」などといった体質を手に入れられるという。具体的には体の柔軟性を高めるには、痛気持ちいい程度まで体を伸ばすストレッチが有効だという。

「肩甲骨周辺」の筋肉は、ストレッチにより可動域を広げることで、柔軟性を高められるだけでなく、脂肪を燃焼させる「褐色脂肪細胞」を活性化させられる。褐色脂肪細胞は首の周り、脇の下、肩甲骨の周り、腎臓など存在場所が限定されるが、体内のエネルギーを熱に変え体温を保つ働きがあり、きちんと働いていると脂肪が燃焼されやすくなり、痩せやすい体になるとのこと。オススメのストレッチ法としては、「上半身回し」「タオルを使ったストレッチ」が効果を期待できるという。

「股関節」は、柔軟性が高くなることで脚への血流が良くなり、むくみ対策になるという。また、スポーツの際のけがのリスクを低減する効果もある。日本人に多いO脚は内転筋や股関節が大きく関わっているため、個人差や程度の違いはあるというが、毎日股関節ストレッチを続ければ徐々に改善されるとのこと。ストレッチ法には床に寝転がった状態でお尻と脚を壁につけて行う「重力を利用した開脚ストレッチ」が有効だという。

「ももの裏側」は、ハムストリングスという骨盤の坐骨と大腿骨からひざ下の裏側へとつながってる筋肉の柔軟性を高めることで、骨盤は正しい傾きをキープできるとしている。これにより自然と背筋は伸び、姿勢が良く見えるとのこと。柔軟性を高めるには、ハムストリングスと背中の柔軟性を同時に高められる「足開き前屈」を推奨している。

詳しい説明はmicrodiet.netの最新の記事『体が柔らかいほうがやせやすいって本当?』で解説している。