相模鉄道は24日、相鉄線上り線を高架上に切り替える工事を11月24日の最終列車後に行い、星川~天王町間を11月24日の初列車からすべて高架化するとともに、星川駅の上りホームを高架上に変更すると発表した。

  • 上り線を高架上に切り替える星川4号踏切付近

この事業は2002年から横浜市の都市計画事業として進められ、下り線は2017年3月に高架化された。今回の上り線高架化により、事業区間内に9カ所ある踏切のすべてが除却される。高架化前の1999年に実施した調査では、踏切遮断時間の最大値平均が49分、自動車における渋滞の長さ(最大)の平均が275mとのことだったが、高架化によって交通渋滞が解消され、安全性の向上や都市機能の充実など地域交通の円滑化が期待されている。

12月8日には全線高架化記念で「星天レールウオークイベント」を開催。実際に列車が走行していた地上の線路を歩くことができ、16年にわたる工事内容の紹介や相鉄グッズの販売、相模鉄道キャラクター「そうにゃん」とのふれあいイベントなども行われる。

  • 「そうにゃん」とのふれあいイベントも

「星天レールウオークイベント」は天王町駅2号踏切付近から天王町駅3号踏切付近までの約300mにおいて開催。参加対象は約300mを完歩できる小学生以上となっており、小学生が参加する場合は保護者の同伴が必要。参加費は無料だが、事前に往復はがきによる申込みを行う必要があり、申込締め切りは11月15日(消印有効)となっている。