19日に寺島進主演『駐在刑事』(テレビ東京系)がスタートし、10月スタートのプライムタイムの民放秋ドラマ初回視聴率が出そろった。トップは、17.1%をマークした水谷豊主演のテレビ朝日系『相棒 season17』。2位も同局系の米倉涼子主演『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』(15.0%)が入り、テレ朝がトップ2を占めた(視聴率の数字は、ビデオリサーチ調べ・関東地区 ※以下同)。

2018民放秋ドラマ初回視聴率ランキング

  • 対象は10月スタートのプライムタイム(19~23時)に放送されている地上波民放連続ドラマの初回放送分。

水谷演じる杉下右京と、反町隆史演じる4代目相棒・冠城亘のコンビが4年目を迎えた人気シリーズの『相棒』。元サイバーセキュリティ対策本部の青木年男(浅利陽介)が3人目の特命係として加わるなど、異例のシーズンとなったが、絶好のスタートを切った。

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『相棒』水谷豊・反町隆史(左)と『リーガルV』米倉涼子

2位の『リーガルV』は、大ヒットシリーズ『ドクターX』に主演してきた米倉が元弁護士役で大暴れする新ドラマ。第2話は18.1%に跳ね上がり、今クールの民放連続ドラマトップとなっている。

3位は、織田裕二主演のフジテレビ系『SUITS/スーツ』(14.2%)。月9ドラマで初回視聴率14%を超えたのは、山下智久主演の『コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命 THE THIRD SEASON』(17年7月期、16.3%)以来で、第2話も11.1%と好調をキープした。

4位は、阿部寛主演のTBS系『下町ロケット』(13.9%)。21日放送の第2話は12.4%で、大ヒットを記録した2015年版(初回16.1%、最終話22.3%)に比べ低調な出足となっている。

そして第5位は、沢口靖子主演のテレ朝系『科捜研の女』(13.4%)。現行連ドラ最長の第18シーズンに突入した長寿シリーズで、初回の瞬間最高視聴率は14.7%(18日20時47分)と、安定の人気ぶりを見せている。

テレ朝は、トップ5に3作品が入る好調。前クールの夏ドラマで、初回視聴率を2ケタに乗せたのは9作品だったが、今クールも同数だった。