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――このドラマを見ていると、「芸能界って怖いところなんだなぁ」と思ってしまいますが(笑)

そんなことないです(笑)。よく脚色されている“ドラマ”ですよ!

――松本まりかさんは「徹底的に取材して作っているので、大概は本当にあるんじゃないかなと思っています」とおっしゃっていましたが…。

どうなんですかね(笑)。幸い、私はそういうゾーンにいなかったので、『ブラックスキャンダル』で描かれているようなことを経験したり、見たり聞いたりしたことはないですね。

――主演の山口紗弥加さんの印象はいかがですか?

すごくパワフルだなって思います。主演なのでシーンもセリフもすごく多いのに、いつ現場に来ても元気に明るくまとめてくださるんですよ。一緒にお芝居してても、セリフ一言一言の重みがすごくあって、特に復しゅう劇が開始されると目が離せないですし、本当に怖いなと思いますね。朝、メイクルームで一緒にキャッキャしてても、セットに入るともうパキッと亜梨沙さんになってるんですよ。

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    松井玲奈(左)と山口紗弥加=10月18日放送の第3話より (C)ytv

――現在放送中の朝ドラ『まんぷく』(NHK)にもご出演されていますが、並行して演じ分けることで苦労する点はありますか?

役柄も時代も全然違うので、ここはこう変えなきゃと意識していることはないですね。やっぱり、衣装とメイクで自然に入れるんです。しゃべる言葉も、朝ドラは大阪弁で、『ブラックスキャンダル』は標準語ですしね。

芝居もバラエティも全力で

――SKE48を卒業され、本格的に女優を開始されて3年が経ちましたが、振り返ってみて成長の実感などはありますか?

道を進んでいるという感じはありますけど、手応えと言われたらまだかなと思います。もっともっとやりたいし、もっともっと頑張りたいという気持ちの中ですね。でも、何においても「肝が据わってる」ということは大事だと思うようになりました。お芝居って、自分自身が「こうなのかなぁ?」って探りながらやっちゃうと良くないんだというのをすごく感じるんですよ。だったら思い切って手放しでバーンとやってみて、そこから調整していくというやり方が一番いいのかなと思って。ただ、舞台だとそれができても、映像だと距離感を掴むのがまだまだ難しいなと思ったりしています。

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――松井さんと言えば、『日テレ系人気番組No.1決定戦』のイントロクイズで、転倒しながら早押しボタンを押して正解したファイトぶりが話題になりましたよね(笑)

お芝居もバラエティもそうですけど、やっぱり全力で取り組んで盛り上がるほうがいいと思ったので、頑張りました。コケることが盛り上がることではないんですけど(笑)。1問目から知ってる曲でこれは絶対正解したいと思って走り出したんですけど、運動神経はあまり良くないのでそのまま突っ込んじゃって…。結果としては良かったのかなと思いますけど、ケガするところだったので反省もしてます(笑)

――あの放送の反響はいかがでしたか?

みんなに「良かったよ」と言ってもらえたので、少しでもドラマの宣伝になれたらうれしいですね。あと、山口さんがずっと笑ってました。「心配していいのか、笑っていいのか分かんなかったけど、最高に面白かった」って(笑)