女優の山口紗弥加が、10月4日スタートの読売テレビ・日本テレビ系ドラマ『ブラックスキャンダル』(毎週木曜23:59~)で、テレビドラマ初主演を務めることが4日、明らかになった。昨年10月期の同枠『ブラックリベンジ』で週刊誌の暴露を描いたチームが、今回は「謝罪会見」をテーマにした復しゅう劇を制作する。

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『ブラックスキャンダル』に主演する山口紗弥加=読売テレビ提供

山口が演じるのは、所属タレントの抱えるトラブルを解決する敏腕マネージャー・矢神亜梨沙。実は5年前、トップ女優・藤崎紗羅として結婚を控えていたが、陰謀によって仕組まれたスキャンダルで芸能界から抹殺され、整形で顔を変えて別人の矢神になりすましていた。陰謀に関わった人間たちに次々と屈辱的な謝罪会見を開かせて仕返ししていくが、その復しゅうの果てには、亜梨沙が想像していなかった衝撃の真実が隠されていたというストーリーだ。

劇中に登場する謝罪会見などのシーンリアリティを持たせるため、井上公造をはじめ多数の芸能リポーターが所属する「KOZOクリエイターズ」が監修に参加。芸能界の裏側で渦巻くゴシップねつ造、枕営業強要、不倫スキャンダルといったトラブルや、ドロドロの人間模様を赤裸々にあぶり出していく。

山口は「デビューからまもなく25年になりますが、脚本を読んで『こんなこと、ほんとにある?』って(笑)。新鮮な驚きとともに爽快感すらありました」と印象を語りながら、「この作品がある意味ファンタジーだとしても、どうせ芸能界の話なら、私は“山口紗弥加”として存在すれば良いのかなと。『矢神亜梨沙』は私自身。ドキュメンタリーとして臨む覚悟で、誠実に向き合いたいと思っています」と意気込みをコメント。

38歳にしてテレビドラマ初主演には「私に期待してくれる人がまだ居てくれるんだ!って、腹の底からむくむくと力が湧いてきました。福田浩之プロデューサー(読売テレビ)の勇気に全力で応えたいと思います。コツコツ貯めてきた貯金を、ここで全部使い果たすつもりです(笑)」と話し、「この復しゅうに正義はありません。芸能界という夢の国、嘘まみれのファンタジー世界で必死に足掻いている人間たちの切ないほどの生き様を、楽しんでいただけたらうれしいです」と呼びかけている。