東京メトロは11日、丸ノ内線では約30年ぶりという新型車両2000系の報道公開を実施した。2019年2月から営業運転を開始し、2022年度までに53編成(計318両)を導入して既存車両を置き換える予定となっている。

  • 東京メトロ丸ノ内線の新型車両2000系が報道公開された

  • 新型車両2000系の車内

新型車両2000系は銀座線1000系で培った技術をさらに発展させ、安定・安全・快適になりうる技術を採用。車内快適性の向上も図った。「グローイング・スカーレット」を基調に「サインウェーブ」を車体上部に配し、さまざまな箇所に丸みを持たせた斬新なデザインも特徴となる。

日本車両豊川製作所で製造され、8月下旬に1編成目が中野車両基地へ。横浜まで東海道本線経由、横浜からはトレーラーで2両ずつ3日間かけて搬送されたという。中野車両基地では車両の性能試験や試運転など繰り返し行われる。丸ノ内線の乗務員の教育を終えた後、2019年2月にデビューを迎える。