2005年に第1作が放映されて以来、10年以上もの長きにわたって続けられている「牙狼<GARO>」シリーズの"最新作"となる『神ノ牙-JINGA-』が、10月4日深夜より東京MX-TVにてオンエアされる。

日本を代表する映像クリエイター・雨宮慶太氏が原作・脚本・総監督を務めた「牙狼<GARO>」シリーズは、機能的であるはずの兵器にあえて「和風」の装飾を盛り込んだり、日常から飛躍したファンタジックな幻想世界を映像化してみせたりと、独自の世界観とビジュアル表現に強いこだわりを見せ、独自の「雨宮ワールド」を築き上げている。シリーズが進むにつれて、雨宮監督の作り出した「牙狼」世界を継承する多彩なクリエイターたちが多く参入。常に斬新な物語、意欲的なビジュアル作りが試みられる人気シリーズとして、その名はより広く知られるようになった。

古代から人間を脅かす魔獣「ホラー」と、これを殲滅する使命を帯びた「魔戒騎士」との暗闘を描いた同シリーズは、従来「子ども」をターゲットにしていた特撮ヒーロー作品とはまったく趣を異にして、完全に大人の視聴者を意識した「深夜」という放送枠と、「闇」を意識したダークな画作りなどによって好評を博し、"深夜特撮"という独自のジャンルを切り拓いた作品として、特撮テレビヒーローの歴史にその名を刻むべきシリーズとなった。「牙狼」ワールドは実写テレビドラマの枠だけに留まらず、映画、アニメ化(TVと映画)、舞台化など、大きく発展していくことになった。

このたび放送される『神ノ牙-JINGA-』は、2015年のテレビシリーズ『牙狼<GARO>-GOLD STORM-翔』で最凶のホラーとして登場した「ジンガ」を主役に置いた物語ということが明らかとなっている。

ジンガを演じたのは、かつて『仮面ライダーディケイド』(2009年)で"通りすがりの仮面ライダー"こと門矢士役で、個性的な歴代仮面ライダーと並んで一歩も引かない強烈な存在感を示した俳優・井上正大。『ディケイド』から年月を経て、精悍さに加えて大人の"色気"をも醸し出してきた井上の魅力があふれんばかりに詰まっているジンガは、2018年の映画『牙狼<GARO>神ノ牙-KAMINOKIBA-』で華麗なる復活を遂げ、魔戒騎士・道外流牙(演:栗山航)の宿敵として、壮絶な死闘を繰り広げた。

最新テレビシリーズ『神ノ牙-JINGA-』では、なんとジンガは「魔戒騎士・御影神牙」と名乗り、人間社会に潜伏するホラーを討伐するキャラクターに転身しているという。今回の神牙は、これまでのテレビシリーズや映画、そして舞台作品でのジンガとどのようなつながりがあるのか、あるいはないのか、それは現時点ではまだわからない。しかしテレビシリーズを追いかけていくうちに、ファンのさまざまな謎や疑問が解けていくのではないか、と期待されている。

Episode00「神牙 ジンガ」あらすじ

子供たちと幸せそうに暮らす、女性ドライバーの玲奈。
しかしその正体は子供を守る為ならどんな手段も厭わない、母親の狂気に取り付くホラー・ノンロッソだった。
魔戒騎士・御影神牙は、相棒の魔戒法師・楓沙と共にホラーの気配を感じ、討伐に赴く。
ノンロッソと激しい戦闘を繰り広げる二人。しかし神牙はどうしてもホラーを斬ることができない。その理由には、神牙の身に起きた過去のある出来事があった。


また、シリーズ恒例のゲストキャストには「女子高校生ミスコン 2015-2016」でグランプリに輝き、テラスハウスなどにも出演した永井理子(愛称:りこぴん/Episode01)と「猪木イズム最後の闘魂継承者」と呼ばれる藤田和之(Episode03)が魔獣ホラーとして出演することも発表されている。

放送日の詳細は、TOKYO MXは10月4日より毎週木曜24:30~、BS11で10月4日より毎週木曜26:00~、ファミリー劇場で10月7日より毎週日曜24:00~。またバンダイチャンネル、dTV、U-NEXTほかにて順次配信される。

(C)2018「JINGA」雨宮慶太/東北新社