10月よりリニューアルするテレビ朝日系報道番組『報道ステーション』(毎週月~金曜21:54~)。リニューアルに伴い、元テレビ朝日アナウンサーでフリーの徳永有美が13年ぶりに同番組のキャスターに復帰する。

徳永が復帰にあたっての現在の心境や、夫であるウッチャンナンチャン・内村光良からかけられた言葉などを明かした。

徳永有美

徳永有美 撮影:蔦野裕
1975年生まれ。1998年にテレビ朝日入社後、『内村プロデュース』『報道ステーション』などを担当。2005年に同局を退社後、2017年1月からは『けやきヒルズ』(AbemaTV)のキャスターに。

「夢なのかな?」という感じでした

――『報道ステーション』キャスターのオファーを受けた際の、率直なご感想をお聞かせください。

本当に驚いて、「夢なのかな?」という感じでした。そして、自分が2005年にテレビ朝日を退社するのと同時に『報道ステーション』も卒業したので、その最後に携わった番組にまた戻って来られるんだという幸せ、感謝の気持ちが湧いてきました。

――当時のキャスターは古舘伊知郎さんでしたね。

卒業の日の放送最後に、古舘さんが「幸せになれ」と私に向けて言ってくださりました。その言葉は私たち夫婦の中ですごく大事にしていた言葉ですね。

夫・内村光良からのアドバイス

――夫の内村光良さんは今回の復帰について、なんとおっしゃっていましたか。

本当に喜んでくれました。主人も私と同じ気持ちで、『報道ステーション』に戻れる日が来たことをかみしめています。子供がまだ小さいので、どうやって家族でやっていくかという課題はあったのですが、「まずは喜んで、感謝することだね」と2人で喜び合いましたね。

――内村さんはさまざまな番組でMCを担当し、昨年の『NHK紅白歌合戦』では総合司会を務めました。内村さんからなにかアドバイスはありましたか。

結構いろいろと言うタイプなのですが、今回に関しては「そのまんまでいなさい」と言われています(笑)。ただ、私が緊張していたり、いろんな思いをしていたりを見ているからかもしれないのですが、「徳ちゃんはそのまんまでいいんだ」とアドバイスをもらっています。

死ぬほど緊張していると思います(笑)

――徳永さんは13年ぶりの『報道ステーション』復帰です。ご自身のなかで、不安な点はありますか。

  • 徳永有美

20代の頃は「このままでいいのか」とか「もっと上手になりたい」という渇望のようなものがあったのですが、時を経てちょっと楽になった部分が不思議とありますね。

――では特に気負いもなく、臨まれる感じですか。

実際はあると思うんですよ(笑)。多くのスタッフの方が番組に携わり、みんなが一生懸命にニュースに向き合ってる中で、富川(悠太)君と私の2人でアンカーとして伝えるわけですから。緊張や気負いはあるかもしれないのですが、そういうものはなるべくないようにしたいですし、現在はわりと自然にいられているのかなと思っています。ただ、さすがに初日の10月1日には、死ぬほど緊張していると思います(笑)。