テレビ朝日の赤津一彦編成部長が5日、東京・六本木の同局で行われた10月改編説明会で、10月より13年ぶりに報道番組『報道ステーション』(毎週月~金曜21:54~)のキャスターに復帰する元同局アナウンサーでフリーの徳永有美への期待を語った。また改編説明会では、月曜日から木曜日の『報道ステーション』が23時15分までとなり、放送枠が5分拡大となることも発表された。

徳永有美

徳永有美 -テレビ朝日提供

『報道ステーション』は10月よりリニューアルし、月~木は富川悠太アナと徳永がキャスターを務める。そして金曜は竹内由恵アナと小木逸平アナの2人がメインとなり、ニュース、スポーツに加え、カルチャー情報も紹介していく。スタジオに多彩なゲストを招き、リラックスした雰囲気の中、放送される予定だという。

赤津氏はリニューアルについて、「『ニュースステーション』が始まったときの原点である『中学生でも分かるニュース』に立ち返る。10月からは『分かりやすさに一生懸命』という新しいコンセプトのもと、視聴者の"見たい""知りたい"を進化させたいと思います」と語った。

さらに新キャスターの徳永に「テレビ朝日時代から報道番組やスポーツ番組で現場に行っての取材がとても多かったので、そういった取材経験が豊富ですし、今は働く女性として妻として2児のお母さんとして様々な目線をお持ちです。新しい『報道ステーション』をより分かりやすく伝えて、視聴者の方から親しみを持っていただけるような存在であればと思います」と期待を寄せた。

また、「最近、東京オリンピック・パラリンピックに向けて視聴者の方の関心が高まっているのか、スポーツ番組の視聴率が高くなっている。そういった中で20年に向けてスポーツコーナーを強化していく」と放送枠5分拡大の背景を明かした。