JR九州は28日、訪日外国人の乗客がよりわかりやすく安心して鉄道を利用できるように、北部九州エリアの在来線157駅に駅ナンバリングを導入すると発表した。9月30日から順次、駅ナンバリングが導入される。

  • 駅ナンバリングの駅名標への表示イメージ

同社は訪日外国人の乗客に向けた案内の充実をめざし、これまで駅へのタブレット端末導入による翻訳での案内や、駅サインの多言語化などを進めてきた。これらの取組みに加えて、今回は北部九州エリアの在来線157駅(2019年春開業予定の糸島高校前駅を含む)に駅ナンバリングを導入することになった。

駅ナンバリングの表記方法は、アルファベット2文字の路線記号と、数字2桁の駅番号を組み合わせ、路線ごとに設定した色も用いて案内する。ただし、博多駅のみアルファベットを用いず、「00」とした。

  • 駅ナンバリング表示イメージ

  • JR九州の駅ナンバリング路線図(2018年9月現在)

路線記号は鹿児島本線・山陽本線の門司港・下関~博多間が「JA」、鹿児島本線博多~荒尾間が「JB」に。福北ゆたか線(筑豊本線・篠栗線)折尾~桂川~博多間は「JC」、筑肥線姪浜~西唐津間は「JK」、香椎線西戸崎~宇美間は「JD」、若松線(筑豊本線)若松~折尾間は「JE」、原田線(筑豊本線)桂川~原田間は「JG」、日豊本線小倉~行橋間は「JF」、日田彦山線小倉~田川後藤寺間は「JI」、後藤寺線新飯塚~田川後藤寺間は「JJ」、長崎本線鳥栖~佐賀間は「JH」となる。